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【金相場】週明け21日のNY金相場は、一時1900ドルを突破して11月上旬以来の高値を付けた後、ドル高やリスク回避ムードを背景とした換金売りに押され続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1882.80ドル(-6.10ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。英国で新型コロナウイルスの変異種の感染拡大懸念を受け、リスク回避の動きから金は買いが先行し一時1912ドルと、11月9日相場(約1ヶ月半)ぶりの高値を付けた。しかしその後はユーロ安・ドル高の流れを受けて次第に失速。一部で換金売りも見られマイナス圏に反転した。ただ、新型コロナウィルスを巡って、リスク回避から金を買う動きも根強いほか、米議会執行部が総額9000億ドル規模の追加経済対策で合意したことも支えとなり、下値は限定的となった。
国内の金相場は、約1ヶ月ぶりの高値から反落した週明けのNY相場を映し、5営業日ぶりにマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり6,825円(-32円)と、前日に付けた11月18日相場(約1ヶ月)ぶりの高値から値を落とし、上値追い一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/22 6,825円 (-32円)
12/21 6,857円 (+28円)
12/18 6,829円 (+49円)
12/17 6,780円 (+46円)
12/16 6,734円 (+65円)
12/15 6,669円 (-33円)
12/14 6,702円 (-21円)
12/11 6,723円 (-8円)
12/10 6,731円 (-98円)
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
10日間の金相場平均価格:6,768円/g
【パラジウム相場】週明け21日のNYパラジウム相場は、一時2400ドルを突破するも、リスクオフの流れやドル高を背景に戻りを売られ反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2316.40ドル(-55.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。新型コロナワクチンの普及や追加経済対策での楽観的見方から、前週末には2日相場以来(約2週間半ぶり)の高値を付けるなど堅調となった流れを引き継ぎ、この日も時間外取引より買われ相場は一時2404.50ドルまで上昇し、節目の2400ドルを突破した。しかし、感染力の強い新型コロナウイルスの変異種が英国で確認され、ロンドンなどは都市封鎖(ロックダウン)を実施。ドイツやフランスなど欧州主要国が英国からの航空便を停止し、21日には香港やロシア、インドなどが英国からの渡航禁止を決めるなど、各国による感染拡大防止に向けた制限措置強化の動きを受け、リスク回避の動きが再燃し相場は売り優勢に反転。また、外国為替市場ではユーロ売り・ドル買いが進んだ事も圧迫材料となり、マイナス圏に反転した。ただ、米議会執行部が総額9000億ドル規模の追加経済対策で合意したことが好感され、下値を支えられる展開となった。
国内のパラジウム相場は、売り優勢に反転した週明けのNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,338円(-165円)と、5営業日ぶりに反落。前日に付けた11日相場(約2週間)ぶりの高値から値を落とし、上値追い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/22 8338円 (-165円)
12/21 8503円 (+60円)
12/18 8443円 (+11円)
12/17 8432円 (+44円)
12/16 8388円 (+28円)
12/15 8360円 (-99円)
12/14 8459円 (-55円)
12/11 8514円 (+231円)
12/10 8283円 (-143円)
12/09 8426円 (-28円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,415円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1891.55ドル、パラジウムは2338.70ドル、為替は1$103円41銭前後の値動きで推移しております。