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【金相場】8日のNY金相場は、リスク回避の動きや米追加経済対策の実現期待などを背景に買われ続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1874.90ドル(+8.90ドル)と、中心終値では11月17日相場(1885.10ドル)以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。米国での新型コロナ感染者の急増に歯止めがかからない中、西部カリフォルニア州では6日以降、人口の8割以上が自宅待機命令の対象となった。また、東部ニューヨーク州のクオモ知事は7日、5日以内に入院患者数が安定しなければ、飲食店の店内飲食を再び禁止するとの方針を示した事で、米国各地での経済活動が想定以上に縮小するとの見方が強まり、リスク回避から金は序盤より強含みで推移した。また、追加経済対策法案成立への期待が広がっている事から、大規模な財政出動による物価上昇への思惑が浮上。インフレヘッジとしての金買いが旺盛となったほか、外国為替市場ではドル安基調が継続し、金商品に割安感が生じていることも相場の押し上げ要因となり、この日は3週間ぶりの高値で引けた。
国内の金相場は、買い地合いが継続したNY相場を映し、7日続伸と上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり6,829円(+20円)と、直近高値を上抜き、11月18日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
11/26 6,627円 (-8円)
10日間の金相場平均価格:6,667円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、米国での新型コロナ感染拡大や、リスク回避姿勢が強まり続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2327.90ドル(-23.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、マイナス圏で引けた前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引より安寄りした。また、米国の新型コロナでの入院患者数が過去最高水準となっている事から、集中治療室などの病床不足を防ぐために自治体レベルで外出制限などを強化する動きが広がっており、投資家のリスク回避ムードが強まる中、パラジウムも軟調となった。一方、この日は、英国でワクチン接種が始まるなど、新型コロナワクチンをめぐる明るい材料を手掛かりに米株価がプラスに反転。株式と並んでパラジウムも買い戻される場面もあったが、足元のコロナ感染再拡大への警戒感は根強く、上値は重かった。
国内のパラジウム相場は、売り優勢となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,426円(-28円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/09 8426円 (-28円)
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
11/26 8,498円 (-66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,605円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1875.60ドル、パラジウムは2322.95ドル、為替は1$104円15銭前後の値動きで推移しております。