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【金相場】週明け7日のNY金相場は、米追加経済対策の実現期待やドルの軟調に伴う割安感を背景に買いが優勢となり反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1866.00ドル(+26.00ドル)と、11月20日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。新型コロナウイルス感染の再拡大が響き、前週末4日に発表された米雇用統計は低調な内容にとどまった。これをきっかけに、市場では新たな財政出動への期待が高まっており、将来的なインフレ高進を見込んだヘッジ目的での金を買う動きが旺盛となったほか、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行したことも割安感を強め、相場は一時1873.00ドルまで上昇した。また、香港問題をめぐる対立で、米政府が少なくとも十数人の中国当局者に制裁を科す準備を進めているとの報や、欧州連合(EU)と英国の貿易交渉の難航もリスクヘッジとしての金買いを後押しし、この日は約2週間半ぶりの高値となった。
国内の金相場は、堅調に推移した週明けのNY相場を映し6日続伸。買取ベースでは1gあたり6,809円(+90円)と、11月18日相場以来およそ3週間ぶりの高値を付け、6,800円台に値戻すなど一段高となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
11/26 6,627円 (-8円)
11/25 6,635円 (-95円)
10日間の金相場平均価格:6,648円/g
【パラジウム相場】週明け7日のNYパラジウム相場は、米中の対立に対する警戒感や、新型コロナによる米国の経済活動再規制の高まりを背景に売りが優り反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2351.30ドル(-6.90ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。また、外国為替市場ではドル安が進んだ事も割安感を与え、相場は一時2389.50ドルまで上伸した。一方、集中治療室の病床数の不足が深刻なカリフォルニア州では、多くの自治体で不必要な外出を禁じる自宅待機命令が発動。経済活動の制限が米国の幅広い地域に広がっている事や、米政府が香港立法会民主派議員の議員資格剥奪をめぐり中国当局者に制裁を科す計画と報道し、米中関係の悪化を懸念した動きからリスク回避の動きが台頭した事で相場を圧迫された。ただ、金が堅調となった事や、米追加経済対策の実現期待が支えとなり下値は限定的となった。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏に転じた週明けのNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,454円(-110円)と、値を落とす展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
11/26 8,498円 (-66円)
11/25 8,564円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,618円/g
13:10現在の金相場は1トロイオンス1877.85ドル、パラジウムは2342.30ドル、為替は1$104円05銭前後の値動きで推移しております。