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【金相場】週末13日のNY金相場は、新型コロナウイルスの感染再拡大に懸念が広がる中で買い戻しが入り続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1886.20ドル(+12.90ドル)と、買い優勢で取引きを終了。新型コロナの世界的な感染再拡大に歯止めがかからない中、ワクチンの早期実用化期待を背景とした売り圧力は後退している。米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日、オンラインで開催されたセミナーで、ワクチンの開発進展を歓迎する一方、感染再拡大が景気に及ぼす影響に改めて警戒感を示したほか、外国為替市場では対ユーロでドルが下落すると、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ、この日も買い優勢で取引きを終えた。
米欧の各中央銀行総裁は12日に開催されたセミナーで、新型コロナウイルスのワクチン開発進展に期待する一方、足元の感染再拡大がもたらす景気への悪影響に警戒感を示した。また、米ファイザー社製のワクチンは管理保存の難しさも指摘されており、コロナの早期収束と景気回復見通しに慎重な見方が広がった。
国内の金相場は、買い優勢となった週末のNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,940円(+17円)と、プラス圏で推移し続伸しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/16 6,940円 (+17円)
11/13 6,923円 (+21円)
11/12 6,902円 (-31円)
11/11 6,933円 (+8円)
11/10 6,925円 (-137円)
11/09 7,062円 (+14円)
11/06 7,048円 (+76円)
11/05 6,972円 (-31円)
11/04 7003円 (+107円)
11/02 6896円 (+40円)
10日間の金相場平均価格:6,960円/g
【パラジウム相場】週末13日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯した後、週末を控えた持ち高調整売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス2329.70ドル(-12.20ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、中国自動車販売が好調を示した事で時間外取引より買われ小高く推移した。また、外国為替市場ではユーロ買い・ドル売りが進んだほか、金など他貴金属が堅調となった事も意識され上昇した。しかし、欧米での新型コロナウィルスの感染再拡大が景気を低迷させるとの警戒感が広がった事や、週末を控えた持ち高調整売りが旺盛となり、次第に売り優勢に反転した。ただ、米国S&P500種が過去最高値を更新するなど株価が堅調となった事が支えとなり、下値は限定的となった。
国内のパラジウム相場は、持ち高調整売りに押された週末のNY相場を映し4日続落。買取では1gあたり8,536円(-66円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/16 8536円 (-66円)
11/13 8602円 (-50円)
11/12 8652円 (-396円)
11/11 9,048円 (-49円)
11/10 9,097円 (+225円)
11/09 8872円 (+319円)
11/06 8553円 (+226円)
11/05 8327円 (-61円)
11/04 8388円 (+220円)
11/02 8168円 (-11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,624円/g
13:10現在の金相場は1トロイオンス1899.50ドル、パラジウムは2351.05ドル、為替は1$104円53銭前後の値動きで推移しております。