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【金相場】28日のNY金相場は、ドル高要因やリスク回避の高まりを受けた換金目的としての売りに圧迫され4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1879.20ドル(-32.70ドル)と、9月25日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。欧州を中心に新型コロナウイルス感染の再拡大が懸念される中、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。これを受けて、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ、金は売られやすい展開となった。また、欧米株価が大幅安となり投資家のリスク回避姿勢が高まったが、金は損失補填目的の売りに圧迫され軟調となった。また、米国大統領選挙や、米国の追加経済対策の行方に関心が高まる中、一部で結果を織り込む向きもあった。一方、市場関係者には、29日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、ECBが予想されているよりも一段と踏み込んだ対策を強いられ、米連邦準備制度理事会(FRB)もそれほど違わない状況に置かれているとの思惑から、依然として、金相場の長期的な上昇を期待する向きもある。
国内の金相場は、ドル高の進行や換金目的として売られたNY相場を映し軟調な展開に。買取ベースでは1gあたり6,890円(-95円)と、マイナス圏で推移し続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/29 6890円 (-95円)
10/28 6985円 (-27円)
10/27 7012円 (+30円)
10/26 6982円 (-29円)
10/23 7011円 (-54円)
10/22 7065円 (-27円)
10/21 7092円 (+34円)
10/20 7058円 (+20円)
10/19 7038円 (-12円)
10/16 7050円 (+43円
10日間の金相場平均価格:7,018円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、リスク回避のドル買い進行や、欧米株価の急落を背景に圧迫され3営業日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス2250.60ドル(-103.30ドル)と、金同様に約1ヶ月(9月25日相場)ぶりの安値に戻して取引きを終了。欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気し、この日はリスク回避姿勢が一層高まり、安全資産としてのドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識されたほか、欧米株式が売り一色となった事も相場の圧迫材料となり下げ幅を拡大した。また、米国大統領選挙が来週3日に迫っている事や、先行き不透明な追加経済対策も投資家心理を冷やす格好となった。市場では米国大統領選のほか、翌29日の欧州中央銀行(ECB)理事会に関心が高まり、ECBが予想されているよりも一段と踏み込んだ対策を打ち出すとの見方も広がっている。
国内のパラジウム相場は、ドル高進行やリスク回避姿勢の高まりを背景に圧迫されたNY相場を映し6日続落。買取では1gあたり8,338円(-215円)と、マイナス圏で推移し、約1ヶ月(9月28日相場)ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/29 8338円 (-215円)
10/28 8553円 (-104円)
10/27 8657円 (-28円)
10/26 8685円 (-49円)
10/23 87%4円 (-55円)
10/22 8789円 (-55円)
10/21 8844円 (+176円)
10/20 8668円 (+38円)
10/19 8630円 (-55円)
10/16 8685円 (+33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,658円/g
10:30現在の金相場は1トロイオンス1884.70ドル、パラジウムは2254.95ドル、為替は1$104円38銭前後の値動きで推移しております。