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2020年10月22日国内貴金属は為替が円高に傾斜した事を受け、プラチナを除いて3営業日ぶりに反落。

【金相場】21日のNY金相場は、米議会が景気対策で合意に至り、景気を支援するとの思惑からドル売り進行を背景に買われ3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1929.50ドル(+14.10ドル)と、直近高値を抜いて、9月18日相場(1962.10ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、米国の追加経済対策の合意期待を背景としたドル売りの進行を受け、序盤より買いが先行し上昇した。また、米国株式相場が不安定な値動きを続けたほか、新型コロナウイルス感染の再拡大を受け、欧州で活動制限を強化する動きが広がっており、金は安全資産として買われ一時1936ドルまで値を伸ばす場面もあった。一方、トランプ米大統領は民主党が主張する2兆2000億ドルを超える支援策を容認する意向を表明したが、大統領選前に法案が可決されるかどうかは引き続き不透明で、上げ一巡後は様子見ムードの展開となった。

国内の金相場は、NY市場では買いが継続するも、為替が円高に傾斜した事を受け上げを消化し反落。買取ベースでは1gあたり7,065円(-27円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/22  7065円 (-27円)

10/21  7092円 (+34円)

10/20  7058円 (+20円)

10/19  7038円 (-12円)

10/16  7050円 (+43円

10/15  7007円 (-11円)

10/14  7018円 (-92円)

10/13  7110円 (-32円)

10/12  7142円 (+83円)

10/09  7059円 (+33円)

10日間の金相場平均価格:7,064円/g


【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、米国の追加経済対策への合意期待やドル安を背景に買い地合いが継続し3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2427.50ドル(+9.80ドル)と、直近高値を付けた9日相場(3月5日相場と約7ヶ月ぶり)以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅高となった前日相場を受け、時間外取引では利益を確定する動きが出やすく安寄りした。しかし、米国議会が景気対策で合意に至り、景気を支援するとの楽観的思惑からドル売り・ユーロ買いが加速。ドル建てのパラジウムは割安感が意識され次第に買い戻しに反転した。また、金や銀など他貴金属が堅調に推移した事も支援材料となりプラス圏に浮上する展開となった。ただ、米国株が不安定な動きとなった事や、原油安の流れ、追加の米経済対策を巡る与野党協議の行方を見極めたいとした様子見も強く、この日は概ねレンジ内での商いとなった。

国内のパラジウムは、NY相場高を映すも円高要因に上げを消化されマイナス圏へ。買取では1gあたり8,789円(-55円)と、3営業日ぶりに反落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/22  8789円 (-55円)

10/21  8844円 (+176円)

10/20  8668円 (+38円)

10/19  8630円 (-55円)

10/16  8685円 (+33円)

10/15  8652円 (-5円)

10/14  8657円 (-237円)

10/13  8894円 (-33円)

10/12  8927円 (+154円)

10/09  8773円 (+77円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,752円/g

10:50現在の金相場は1トロイオンス1926.70ドル、パラジウムは2431.15ドル、為替は1$104円66銭前後の値動きで推移しております。

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