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【金相場】15日のNY金相場は、世界で新型コロナウイルス感染が再拡大する中、米経済対策協議の進展状況を意識する展開となり売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス1908.90ドル(+1.60ドル)と、小幅ながら買いが優勢となり続伸して取引きを終了。この日の外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じたことから、金は時間外取引では売りが先行し安寄りした。ただ、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大や、米追加経済対策をめぐる与野党協議の停滞を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、次第に安全資産としての買いが入りプラス圏に浮上。株安もあって金は買い優勢となった。ムニューシン米財務長官は14日、経済追加対策をめぐる野党民主党との協議について「現時点で大統領選前に何らかの合意に達し、実行することは困難だ」と明言。一方、トランプ米大統領は野党民主党との合意のため、政権が提案する1兆8000億ドル規模からの拡大に応じる用意があると述べたが、共和党のマコネル上院院内総務がこれを拒否するなど、依然先行きは不透明となっている。
国内の金相場は、堅調なNY相場や為替動向を受け上昇。買取ベース1gあたり7,050円(+43円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/16 7050円 (+43円
10/15 7007円 (-11円)
10/14 7018円 (-92円)
10/13 7110円 (-32円)
10/12 7142円 (+83円)
10/09 7059円 (+33円)
10/08 7026円 (+50円)
10/07 6976円 (-129円)
10/06 7105円 (+56円)
10/05 7049円 (-6円)
10日間の金相場平均価格:7,054円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、リスク回避の動きが圧迫要因となるも、他貴金属の上昇などを背景に買い支えがあり小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2367.10ドル(+0.80ドル)と、横ばい圏ながら小幅に値を伸ばして取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高の進行や、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大、米追加経済対策をめぐる与野党協議の停滞を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、時間外取引では前日の上昇に対する利確売りもあって安寄りした。ただ、日中取引きに入ると次第に買い戻しに反転。ドル高や株安の一服、金など他貴金属が上昇に転じた事も買い材料となり、結局プラスサイドに浮上して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、上伸したNY相場や為替要因からプラスサイドに反転し上昇。買取では1gあたり8,685円(+33円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/16 8685円 (+33円)
10/15 8652円 (-5円)
10/14 8657円 (-237円)
10/13 8894円 (-33円)
10/12 8927円 (+154円)
10/09 8773円 (+77円)
10/08 8696円 (+28円)
10/07 8668円 (-39円)
10/06 8707円 (+193円)
10/05 8514円 (-17円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,717円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1919.80ドル、パラジウムは2373.65ドル、為替は1$105円27銭前後の値動きで推移しております。