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2020年10月15日国内の金・パラジウム相場は、共に横ばい圏ながら小幅安に振れ3日続落。

【金相場】14日のNY金相場は、リスク回避目的や、軟調となったドルの値動きを受け買い戻しが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1907.30ドル(+12.70ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。この日の金相場は、ドル高や利確売りに押された前日相場の流れを受け時間外取引きでは小安く推移した。しかし、新型コロナウイルス追加経済対策の協議をめぐっては、米大統領選前に与野党が合意に至る公算は小さいとの見方や、大統領選に関しては郵便投票の増加による混乱への懸念が浮上するなど、米国の政経両面の不確実性の高まりを受け、リスク回避としての金需要も根強く、日中取引きでは押し目を買われプラスサイドに反転した。また、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化し割安感が意識された事や、新型コロナの感染再拡大を受けて欧州各国が規制強化に動く中、景気回復のカギを握るとされるコロナワクチンの治験停止の報も投資家のリスク選好意欲を低下させ、結局節目の1900ドル台に戻して引けた。

国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事を受けマイナス圏で推移し3日続落。買取ベースでは1gあたり7,007円(-11円)と、横ばい圏ながら小幅安に振れ値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/15  7007円 (-11円)

10/14  7018円 (-92円)

10/13  7110円 (-32円)

10/12  7142円 (+83円)

10/09  7059円 (+33円)

10/08  7026円 (+50円)

10/07  6976円 (-129円)

10/06  7105円 (+56円)

10/05  7049円 (-6円)

10/02  7055円 (+63円)

10日間の金相場平均価格:7,055円/g


【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、安値拾いやドル安を背景に買い戻しが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス2366.30ドル(+22.00ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。先週末9日に約7ヶ月ぶり(3月5日相場以来)の高値を付けた後、前2営業日では利益を確定する売りが優勢となった事から、この日は時間外取引より安値拾いの買いが入り上昇。また、外国為替市場ではドルが軟調に推移したほか、金など他貴金属が上昇した事も支援材料となり、相場は一時2381.90ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。ただその後は、リスク選考意欲の後退から米国株が下げに転じると、パラジウムも上値を抑えられる展開となった。

国内のパラジウム相場は、横ばい圏ながら小幅安に振れ3日続落。買取では1gあたり8,652円(-5円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/15  8652円 (-5円)

10/14  8657円 (-237円)

10/13  8894円 (-33円)

10/12  8927円 (+154円)

10/09  8773円 (+77円)

10/08  8696円 (+28円)

10/07  8668円 (-39円)

10/06  8707円 (+193円)

10/05  8514円 (-17円)

10/02  8531円 (+28円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,702円/g


14:30現在の金相場は1トロイオンス1907.60ドル、パラジウムは2368.95ドル、為替は1$105円27銭前後の値動きで推移しております。

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