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【金相場】13日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感に圧迫され、4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1894.60ドル(-34.30ドル)と、約3週間ぶりの高値から後退し、マイナス圏に転じて取引きを終了。ドイツの有力シンクタンクが発表した10月のユーロ圏およびドイツの景気期待指数はそろって大きく低下。また、米労働省が発表した9月の消費者物価指数(CPI)も市場予想と一致したものの、上昇ペースの鈍化が浮き彫りとなった。これらの統計結果を受け、朝方の外国為替市場では相対的に安全とされるドルがユーロなどに対して大幅上伸。ドル建てで取引される商品の割高感が強まり、金は相場を圧迫された。また、このところ強気地合いが続いていた事もあって、利益を確定する動きも出やすかった。ただ、11月3日の米大統領選や新型コロナウイルス対応の追加経済対策をめぐる米議会協議など、政経両面で先行き不透明感は依然根強く、午後にかけて下げ渋る展開となった。
国内の金相場は、ドル高や利確売りに押されたNY相場を映し軟調な展開に。買取ベースでは1gあたり7,018円(-92円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/14 7018円 (-92円)
10/13 7110円 (-32円)
10/12 7142円 (+83円)
10/09 7059円 (+33円)
10/08 7026円 (+50円)
10/07 6976円 (-129円)
10/06 7105円 (+56円)
10/05 7049円 (-6円)
10/02 7055円 (+63円)
10/01 6992円 (-45円)
10日間の金相場平均価格:7,053円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、利益を確定する動きやドル高を背景に売りが優勢に。中心限月の12月限は1トロイオンス2344.30ドル(-81.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引より軟調となり安寄りした。また、欧州での新型コロナウィルス感染拡大を受けたリスク回避の動きや、先週末に約7ヶ月半ぶり(3月5日相場以来)の高値を記録するなど一段高となっていた事から、利益を確定する動きも出やすく軟調に推移した。
国内のパラジウム、高値圏からの利確売り優勢となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,657円(-237円)と、先日12日に付けた約7ヶ月ぶり(3月27日相場以来)の高値から値を下げ、上値追いが一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/14 8657円 (-237円)
10/13 8894円 (-33円)
10/12 8927円 (+154円)
10/09 8773円 (+77円)
10/08 8696円 (+28円)
10/07 8668円 (-39円)
10/06 8707円 (+193円)
10/05 8514円 (-17円)
10/02 8531円 (+28円)
10/01 8503円 (-11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,687円/g
15:50現在の金相場は1トロイオンス1908.55ドル、パラジウムは2380.65ドル、為替は1$105円50銭前後の値動きで推移しております。