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【金相場】1日のNY金相場は、軟調となった米国経済指標や、米経済対策を巡る協議の進展への不透明感から買われ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1916.30ドル(+20.80ドル)と、節目の1900ドル台に再浮上し、9月18日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。米メディアによると、民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官はこの日も、新型コロナウイルス危機対応の救済策に関する協議を継続。双方が提案する財政出動の規模は縮まっているとされるが、米大統領選に伴う議会休会入り前の合意には依然不透明感が漂っている。こうした中、金相場は未明ごろからジリ高で推移。朝方発表の米経済指標では、週間新規失業保険申請の高止まりや、製造業景況感の悪化が示されたほか、外国為替市場でドルがユーロに対して弱含んだことも金への資金流入を後押しし、相場は上げ幅を拡大した。市場では翌2日に発表される米雇用統計への関心が高まっており、一部では様子を見る動きもあった。
国内の金相場は、約2週間ぶりの高値で引けたNY相場高を映し上昇。買取ベースでは1gあたり7,055円(+63円)と、7,000円台に再浮上し、9月18日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/02 7055円 (+63円)
10/01 7274円 (+26円)
09/30 7037円 (+50円)
09/29 6987円 (+81円)
09/28 6906円 (-23円)
09/25 6929円 (+27円)
09/24 6902円 (-140円)
09/23 7042円 (-36円)
09/18 7186円 (-36円)
09/17 7222円 (-5円)
10日間の金相場平均価格:7,026円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、押し目を買われる場面もあったが、株高の一服や、軟調な米国経済指標を受け売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス2328.20ドル(-2.30ドル)と、横ばい圏ながら4営業日ぶりに反落して取引きを終了。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が8月から低下し、市場予想を下回ったほか、週間新規失業保険申請の高止まりを受け、投資家のリスク選好意欲の高まりが一服した事を受け、パラジウムも売りが先行し小安く推移した。また、追加の米経済対策への期待はあるものの、規模や中身を巡って米与野党が歩み寄るのは難しいとの見方も強く、先行き不透明感が広がった事も相場の圧迫材料となった。その後、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟調に推移すると、割安感からパラジウムは買われ売りが一巡。金や銀の上昇に連れたほか、押し目を買われ途中プラス圏に反転するも、株高一服を受け売り買いが拮抗し、結局前日終値水準で引けた。
国内のパラジウム相場は、プラス圏で推移し反発。買取では1gあたり8,531円(+28円)と、前日の下げを埋め、金同様に9月18日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/02 8531円 (+28円)
10/01 8503円 (-11円)
09/30 8514円 (+148円)
09/29 8366円 (+160円)
09/28 8206円 (-61円)
09/25 8267円 (+77円)
09/24 8190円 (-38円)
09/23 8228円 (-347円)
09/18 8575円 (-170円)
09/17 8745円 (-33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,413円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1906.55ドル、パラジウムは2329.70ドル、為替は1$105円62銭前後の値動きで推移しております。