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【金相場】29日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高の流れや、米国と欧州で一段の経済刺激措置が講じられるとの観測が買い材料となり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1903.20ドル(+20.90ドル)と、節目の1900ドル台に回復し、22日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。堅調となった前日相場の流れを継続し、この日も時間外取引きより買いが先行し上昇した。また、外国為替市場ではドルに対してユーロが堅調に推移。ドル建てで取引される金商品の割安感につながり買い材料となったほか、新型コロナウイルス禍を受けた世界景気の先行き懸念や、各国主要中銀による低金利政策の長期化観測なども、金利を生まない資産である金の支援要因となった。加えて、先週まで調整地合いとなっていた事から売り過剰感が意識され、1900ドル超まで上げ幅を拡大して取引きを終えた。29日夜に米大統領候補の討論会を控えている事や、米国と欧州で一段の経済刺激措置が講じられるとの観測が広がっており、投資家の関心が高まっている。
国内の金相場は、買い地合いが継続したNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり7,037円(+50円)と、7,000円台に回復し、23日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/30 7037円 (+50円)
09/29 6987円 (+81円)
09/28 6906円 (-23円)
09/25 6929円 (+27円)
09/24 6902円 (-140円)
09/23 7042円 (-36円)
09/18 7186円 (-36円)
09/17 7222円 (-5円)
09/16 7227円 (-47円)
09/15 7274円 (+26円)
10日間の金相場平均価格:7,071円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、ドル安の流れや、テクニカル要因から買いが旺盛となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2329.30ドル(+57.80ドル)と、+2.5%の上げ幅を記録し、節目の2300ドル台に回復。18日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは急反発した前日相場を受け、時間外取引きでは利益を確定する売りが先行し安寄りした。しかし、日中取引きではユーロ高・ドル安が進んだ事を受け、パラジウムは買いに反転。金や銀など他貴金属が堅調となったのも材料視されたほか、先週までの下げに対する値頃感、テクニカルな買いも巻き込み、結局50ドル超の上げ幅を記録して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、大幅高となったNY相場を映し急伸。買取では1gあたり8,514円(+148円)と、8,500円台に乗せ、前日同様連日で+2%近い水準の上げ幅を記録。18日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/30 8514円 (+148円)
09/29 8366円 (+160円)
09/28 8206円 (-61円)
09/25 8267円 (+77円)
09/24 8190円 (-38円)
09/23 8228円 (-347円)
09/18 8575円 (-170円)
09/17 8745円 (-33円)
09/16 8778円 (+225円)
09/15 8553円 (-71円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,442円/g
13:50現在の金相場は1トロイオンス1891.60ドル、パラジウムは2285.90ドル、為替は1$105円54銭前後の値動きで推移しております。