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【金相場】週明け14日のNY金相場は、ドル下落に伴う割安感などを手掛かりに買いが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1963.70ドル(+15.80ドル)と、前営業日の下げをほぼ埋めて、プラス圏に転じて取引きを終了。新型コロナウイルスのワクチン開発に向けた臨床試験の進展期待に加え、大型の企業の合併・買収(M&A)案件が相次ぎ報じられたことを受け、この日は市場のリスク選好ムードが回復。ただ、外国為替市場でドルが主要通貨に対して弱含んだことがドル建て商品の割安感を後押しし、金相場は朝方から速いペースで上昇し、一時1972.50ドルの高値を付けた。その後、午後に入っては翌15日から2日間の日程で米連邦準備制度理事会(FRB)が開催する連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がり、以降は小動きな展開となった。今回はFRBが物価安定目標を「長期的に平均してインフレ率2%」に変更してから初の会合となり、市場では目標達成に向けた具体的な政策の中身に注目が集まっている。
国内の金相場は、週明けのNY相場が買い優勢に反転した事を映して上昇。買取ベースでは1gあたり7,274円(+26円)と、前日の下げを埋めて、2日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/15 7274円 (+26円)
09/14 7248円 (-23円)
09/11 7271円 (+1円)
09/10 7270円 (+80円)
09/09 7190円 (-28円)
09/08 7218円 (-13円)
09/07 7231円 (+18円)
09/04 7213円 (-54円)
09/03 7267円 (-66円)
09/02 7333円 (+10円)
10日間の金相場平均価格:7,252円/g
【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、ドル安や株高を背景に買われるも、利確売りが出た事でマイナス圏に転じ続落。中心限月の12月限は1トロイオンス2324.40ドル(-6.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。ワクチン開発への期待感から株式市場が堅調に推移するなど、リスク選好意欲が高まった事を受け、パラジウムも時間外取引きより堅調に推移。また、外国為替市場ではドル安が進んだ事も材料視され、相場は一時2364ドル超を付けるなど、3日相場以来の高値まで上昇した。しかし、その後は翌日から開催予定の米FOMCに関心が移ったほか、利益を確定する動きもあって、結局マイナスサイドに沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、前日の急騰から一服し反落。買取では1gあたり8,553円(-71円)と、前日に付けた約5ヶ月半(4月1日相場)ぶりの高値から値を落とし、反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/15 8553円 (-71円)
09/14 8624円 (+121円)
09/11 8503円 (-22円)
09/10 8525円 (+93円)
09/09 8432円 (-104円)
09/08 8536円 (+38円)
09/07 8498円 (-5円)
09/04 8305円 (+198円)
09/03 8305円 (-88円)
09/02 8393円 (+132円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,487円/g
13:05現在の金相場は1トロイオンス1981.30ドル、パラジウムは2346.05ドル、為替は1$105円69銭前後の値動きで推移しております。