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【金相場】10日のNY金相場は、軟調な米雇用関連指標や、ドル安・ユーロ高の進行を受けて買われ3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1964.30ドル(+9.40ドル)と、買い優勢で推移し、中心終値では1日相場以来およそ1週間半ぶりの高値で取引きを終了。米労働省が朝方発表した週間の新規失業保険申請件数が、市場予想に比べて多かった事から、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で高止まりしていることが示された。また、欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた定例理事会で、政策金利の据え置きと大規模な金融緩和策の維持を決定。これらは市場予想通りの結果だったが、その後に記者会見を行ったラガルド総裁が「為替レートを注意深く監視する必要がある」と述べつつも、ユーロ高対策について言及しなかった。このため、外国為替市場では対ドルでのユーロ買いが進み、ドル建てで取引される金商品は割安感から買われ一時1975.20ドルまで上伸した。その後、午後にかけてユーロ買い・ドル売りの流れが一服すると、やや上げ幅を縮小するも、引き続き堅調地合いを維持しそのままプラス圏で引けた。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅続伸。買取ベースでは1gあたり7,271円(+1円)と、プラス圏で推移し、前日同様に2日相場以来およそ1週間ぶりの高値継続となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/11 7271円 (+1円)
09/10 7270円 (+80円)
09/09 7190円 (-28円)
09/08 7218円 (-13円)
09/07 7231円 (+18円)
09/04 7213円 (-54円)
09/03 7267円 (-66円)
09/02 7333円 (+10円)
09/01 7323円 (+31円)
08/31 7292円 (+66円)
10日間の金相場平均価格:7,261円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、ドル安進行や他貴金属の上昇を受け買いが優り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2330.90ドル(+12.70ドル)と、値を伸ばして取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の反動から時間外取引きでは利確売りに押され安寄りした。その後、この日に行われた欧州中央銀行(ECB)の定例理事会で、大規模な金融緩和策の維持を決定。これを受け、外国為替市場ではユーロ買い・ドル売りが進み、ドル建てのパラジウムは割安感から買いが入りプラス圏に反転浮上した。また、金をはじめ他貴金属も堅調となった事で、パラジウムも連れ高となり相場は一時2352.50ドルまで上げ幅を拡大した。その後、大幅高でスタートした米国株が下げに転じたほか、ドル安が一服した事もあって上値を抑えられるも、堅調地合いを維持しそのままプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、マイナス圏に転じ反落。買取では1gあたり8,503円(-22円)と、値を下げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/11 8503円 (-22円)
09/10 8525円 (+93円)
09/09 8432円 (-104円)
09/08 8536円 (+38円)
09/07 8498円 (-5円)
09/04 8305円 (+198円)
09/03 8305円 (-88円)
09/02 8393円 (+132円)
09/01 8261円 (+165円)
08/31 8096円 (+33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,405円/g
13:50現在の金相場は1トロイオンス1951.40ドル、パラジウムは2306.55ドル、為替は1$106円18銭前後の値動きで推移しております。