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【金相場】週末31日のNY金相場は、コロナ感染拡大への懸念が根強く、リスク回避目的から買いが旺盛となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1985.90ドル(+19.10ドル)と、史上最高値を再更新して取引きを終了。30日夜の外国為替市場で、ドルがユーロに対して軟化。これによりドル建てで取引される商品に割安感が生じ、金相場はプラス圏に切り返すと、31日未明には心理的な節目の2000ドルを突破して、一時2005.40ドルと取引中に過去高値を付けた。その後も、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な景気不透明感の強まりを背景に、金商品は最高値圏で推移。31日に発表された4~6月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)速報値は前期比12.1%減と、米国に続いて過去最大の下げを記録するなど、景気回復が想定よりも遅れるとの懸念が広がる中、金は「質への逃避先」として選好されやすく、上昇基調が続く展開となった。
なお、週間ベースでは7週連続プラスでの越週となり、週間では+88.40ドル(+4.4%)、月間では+185.40ドル(+9.3%)となった。
国内の金相場は、一代高値を記録した週末のNY相場を映し急騰。買取ベースでは1gあたり7,372円(+176円)と、前営業日の下げを埋めて、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/16 7372円 (+176円)
07/31 7196円 (-72円)
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
07/20 6811円 (+20円)
07/17 6791円 (-9円)
10日間の金相場平均価格:7,083円/g
【パラジウム相場】週末31日のNYパラジウム相場は、このところの調整地合いから値頃感が意識され買い戻しに反転。中心限月の9月限は1トロイオンス2145.30ドル(+10.40ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。今週後半にかけて調整売りが続いていた事から、この日は値頃感が意識され安値拾いが入りやすかった。また、外国為替市場ではドル売りが進んだ事による割安感や、金が2000ドルを付け史上最高値を再更新するなど価格水準を切り上げた事から、他貴金属も連れて買われ堅調となった。
なお、月間では+178.40ドル(+8.3%)となった。
国内のパラジウムは、調整売りが一服した週末のNY相場を映し反発。買取では1gあたり7,700円(+88円)と、値を上げ4営業日ぶりに反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/03 7700円 (+88円)
07/31 7612円 (-347円)
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
07/20 7508円 (+116円)
07/17 7392円 (+22円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,893円/g
13:50現在の金相場は1トロイオンス1984.60ドル、パラジウムは2129.25ドル、為替は1$105円83銭前後の値動きで推移しております。