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【金相場】29日のNY金相場は、米金融当局がハト派姿勢を維持するとの観測からドル安が進んだ事で、買い地合いが地合いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1953.40ドル(+8.80ドル)と、中心終値では史上最高値を4日連続で塗り替えて取引きを終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果を控えて、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ、買われた面があった。また、FOMCではハト派姿勢を維持するとの観測から、金を買う動きが活発となり上げ幅を拡大した。一方で、史上最高値を連日更新する中で、一部で利益を確定する動きもあって、金は2000ドルの心理的な節目を前に伸び悩む展開だった。その後、引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、ゼロ金利政策と資産購入の継続を決定。FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で「出来る限りの手段を使うことを約束し続ける」と述べた。低金利状態が長期化するとの見方が広がり、金相場は時間外取引で1トロイオンス1974.90ドルと過去最高値を更新する場面もあった。
国内の金相場は、歴代高値を更新したNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,268円(+33円)と、前日の下げを埋め、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
07/20 6811円 (+20円)
07/17 6791円 (-9円)
07/16 6800円 (-16円)
07/15 6816円 (+27円)
10日間の金相場平均価格:6,987円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、このところの急速な上昇に対する利益確定売りが出た事から軟調に推移。中心限月の9月限は1トロイオンス2261.20ドル(-104.30ドル)と、続落して取引きを終了。ここ最近の急騰を受け、この日のパラジウムは利益確定売りや持ち高調整などが出やすく序盤より軟調に推移した。また、新型コロナの感染再拡大が警戒されている事や、コロナで打撃を受けた米経済を支えるための包括的経済対策案を巡り、トランプ政権と議会民主党の交渉が29日も行われたが前進は見られず、こうした状況でも連邦政府による失業給付の失効期限が近づいている事も売りを誘う要因となった。途中、FOMCがハト派姿勢を維持するとの観測からドル安が進んだほか、金が史上最高値を再更新した事や、原油高や株高を受けて買われる場面もあったが大きな上げには繋がらず、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映し続落。買取では1gあたり7,959円(-363円)と、このところの急騰に対する調整から、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
07/20 7508円 (+116円)
07/17 7392円 (+22円)
07/16 7370円 (-11円)
07/15 7381円 (-33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,837円/g
13:10現在の金相場は1トロイオンス1963.75ドル、パラジウムは2226.15ドル、為替は1$105円04銭前後の値動きで推移しております。