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【金相場】週末10日のNY金相場は、前日に続いて利益確定の売りがやや優勢となり小幅続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1801.90ドル(-1.90ドル)で、取引きを終了。米国で9日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は6万人を超え、過去最多を更新。南部や西部でコロナ感染が深刻化し、経済活動の再開を停止せざるを得なくなるのではないかとの懸念が強まる中、10日未明から安全資産とされる金塊買いが優勢となった。また、外国為替市場でドルがユーロに対して軟化し、ドル建てで取引される商品に割安感が浮上したことも追い風となり、午前には一時1817.00ドルの高値を付けた。しかし、新型コロナ感染症治療薬の開発が近いとの見方から、米株価がじりじりと上げ幅を拡大すると、金商品は反転下落。金相場は今週に入り、2011年9月以来およそ8年10カ月ぶりの高値を相次ぎ更新しており、週末を前に利益確定の売りが出やすかった事もあって、結局小幅安で取引きを終えた。なお、週間では+11.90ドル(+0.66%)上昇し、プラスでの越週は5週連続となった。
国内の金相場は、利確売りに押された週末のNY市場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり6,756円(-44円)と、値を下げ続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/13 6756円 (-44円)
07/10 6800円 (-2円)
07/09 6802円 (+24円)
07/08 6778円 (+54円)
07/07 6724円 (+11円)
07/06 6173円 (+14円)
07/03 6699円 (+38円)
07/02 6661円 (-73円)
07/01 6734円 (+64円)
06/30 6670円 (+21円)
10日間の金相場平均価格:6,734円/g
【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因や株高などを背景に買いが旺盛となり急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1994.40ドル(+31.20ドル)と、上げ幅を拡大し、終値では6月8日相場(2036.90ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、外国為替市場ではドル安が進んだほか、新型コロナ感染症治療薬の開発が近いとの見方から、米国株価が上昇した事も追い風となりパラジウムも上げ幅を拡大。テクニカルな買いなどもあって相場は一時1999.10ドルと、大台の2000ドル圏内まで上昇した。なお、前週末比では+66.80ドル(+3.3%)上昇して越週となった。
国内のパラジウムは、テクニカル要因から買いが旺盛となった週末のNY相場を映し急反発。買取では1gあたり7,348円(+137円)と、7,300円台に値戻し、6月10日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/13 7348円 (+137円)
07/10 7211円 (±0円)
07/09 7211円 (-33円)
07/08 7244円 (±0円)
07/07 7244円 (+72円)
07/06 7244円 (+72円)
07/03 7172円 (+11円)
07/02 7194円 (-61円)
07/01 7194円 (-61円)
06/30 7255円 (+99円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,220円/g
13:20現在の金相場は1トロイオンス1810.30ドル、パラジウムは2016.45ドル、為替は1$106円84銭前後の値動きで推移しております。