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【金相場】19日のNY金相場は反発。中心限月の4月限は1トロイオンス 1207.60ドル(+7.40ドル)と、ややハト派寄りな内容となった米のFOMC議事要旨や、最近の安値反動から買われ、3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。前日取り引き終了後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、早期の利上げに対して慎重姿勢が示されたことが明らかになり、公表と同時に金は弱基調から反転し切り返していた。その後、取引き開始後も堅調地合いで推移するも、この日発表された米の週間失業保険申請件数が前週値・市場予想を共に下回り減少した事から、ドル高を背景に相場は下押され上げ幅を縮小。しかし、その後発表された米の経済指標(景気先行指数・フィラデルフィア連銀製造業景気指数)が、それぞれ低調な内容となった事や、ギリシャの債務交渉を巡り引き続き先行き不透明感が根強い事も金にとっては支援材料となり、この日は3営業日ぶりに買いが優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場では値を上げたものの、為替要因から小反落。小売ベースでは1gあたり5,046円(-5円)と、小幅に値を下げ4営業日続落となりました。
《本日までの2月金相場価格推移(小売)》
02/20 5046円 (-5円) ※最安値
02/19 5051円 (-1円)
02/18 5052円 (-54円)
02/17 5106円 (-8円)
02/16 5114円 (+11円)
02/13 5103円 (-37円) ※最安値
02/12 5140円 (-7円)
02/10 5147円 (+3円)
02/09 5144円 (-56円)
02/06 5200円 (-21円)
02/05 5221円 (+31円)
02/04 5190円 (-42円)
02/03 5232円 (-22円)
02/02 5254円 (+42円) ※最高値
2月現在までの金平均価格:5,143円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス786.80ドル(+10.20ドル)と、安値拾いの買いが入った事や、FOMC議事要旨を受けてドル高圧力が後退した事から、この日は3営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。前日引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、早期の利上げに対して慎重姿勢が示されたことが明らかになり、外為市場ではドルが軟調に推移。ドル建てのパラジウムは割安感から買いが先行した。また、前日までの安値反動や、取引き直後は軟調に推移していた米株式相場が、原油相場の切り返しを眺め下げ幅を縮小した事を受けて、パラジウムも上げ幅を拡大し、一時790ドル超まで上昇する場面もあった。このほか、ウクライナ情勢の先行き不透明感からも買い支えられ、この日は3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は前日の海外相場高を映して反発。小売では1gあたり3,358円(+37円)と、本日貴金属では唯一プラスに転じ月初来高値圏まで再浮上しました。
《本日までの2月パラジウム相場価格推移(小売)》
02/20 3358円 (+37円)
02/19 3321円 (-32円)
02/18 3353円 (+5円)
02/17 3348円 (-22円)
02/16 3370円 (+55円) ※最高値
02/13 3315円 (-6円)
02/12 3321円 (-5円)
02/10 3326円 (-17円)
02/09 3343円 (+11円)
02/06 3332円 (-10円)
02/05 3342円 (+27円)
02/04 3315円 (-6円)
02/03 3321円 (+70円)
02/02 3251円 (-32円) ※最安値
2月現在までのパラジウム平均価格:3,330円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1207.60ドル、パラジウムは786.10ドル、為替は1$118円92銭前後の値動きで推移しております。