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【金相場】24日のNY金相場は、米株価下落を受けた損失補填の換金売りなどに圧迫され、4営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1775.10ドル(-6.90ドル)と、前日の記録的高値から後退し、上値追い一服で取引きを終了。前日には約7年8ヶ月ぶり(2012年10月4日相場以来)の高値を記録し一段高となった流れを引き継ぎ、この日の金相場は序盤より買いが先行。早朝の時間外取引では一時1796.1ドルと、中心限月として2011年11月上旬以来およそ9年ぶりの高値まで急騰した。一方、国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済見通しで、2020年の成長率をマイナス4.9%と、4月時点の予測(マイナス3.0%)から下方修正した事から、投資家心理が急速に悪化。米国株が下げ幅を広げると、金は損失補填への換金売りが見られ利確された。また、外国為替市場ではドル高に振れた事も圧迫材料となった。ただ、市場では「景気の先行き不透明感から相対的に安全資産とされる金商品の魅力は増しており、世界的な金融緩和も金市場への資金流入を招くとの見方が強まっている。
国内の金相場は、NY相場の下げを映すも為替が円安に傾斜した事を受け上伸。買取ベースでは1gあたり6,620円(+5円)と、横ばい圏ながら値を上げ、連日で史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/25 6620円 (+5円)
06/24 6615円 (+20円)
06/23 6595円 (+22円)
06/22 6573円 (+94円)
06/19 6479円 (-13円)
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
06/15 6532円 (+43円)
06/12 6489円 (-47円)
10日間の金相場平均価格:6,543円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、世界経済への先行き不透明感や、原油安、米国株の下げ幅拡大が嫌気され3営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1888.50(-62.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米国では、早期に経済活動を再開した南部や西部を中心に、新型コロナの感染者が急増。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は前日の議会証言で、「憂慮すべき増加」が起きていると懸念を示したほか、国際通貨基金(IMF)は24日、2020年の世界経済の成長率見通しをマイナス4.9%に下方修正。市場では、新型コロナの感染「第2波」や、景気回復の遅れによる警戒感が強まり投資家心理が悪化。リスク回避姿勢が強まる中、原油や株式などリスク資産が軒並み軟調となる中、パラジウムも連れ安となった。また、前日までの上伸に対する利確売りや、ドル高による割高感も意識され、この日は3営業日ぶりにマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、リスクオフの流れから利確売りに押されたNY相場を映し大幅反落。買取では1gあたり7,123円(-170円)と、3営業日ぶりに値を下げ、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/25 7123円 (-170円)
06/24 7293円 (±0円)
06/23 7293円 (+181円)
06/22 7112円 (-49円)
06/19 7161円 (-116円)
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
06/15 7233円 (-55円)
06/12 7288円 (-16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,241円/g
15:00現在の金相場は1トロイオンス1783.45ドル、パラジウムは1875.40ドル、為替は1$107円07銭前後の値動きで推移しております。