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【金相場】週末19日のNY金相場は、新型コロナウイルスの感染「第2波」への警戒感を背景に買いを集め3営業日ぶりに反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1753.00ドル(+21.90ドル)と、月初来高値を上抜いて、中心終値では5月15日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、米国南部や西部を中心に新規感染者が増加し、19日にはアップルがアリゾナ州やフロリダ州などの一部店舗を再び閉鎖すると報じられたほか、中国・北京市の食品卸売市場では新型コロナの集団感染が発生し、新規感染者の確認が続いている事から、投資家のリスク回避姿勢が台頭する中で買われ序盤より上昇した。また、米国株が軟調となった事や、ゴールドマン・サックス・グループが、向こう1年の金相場見通しを従来の1オンス=1800ドルから2000ドルに引き上げたことも支援材料となり、一時1760ドル超と4月中旬に付けた年初来高値水準まで上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、一段高となったNY相場を映し大幅高に。買取ベースでは1gあたり6,573円(+94円)と、5営業日ぶりに値を上げ、5日相場以来およそ2週間半ぶりの高値を付けました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/20 6573円 (+94円)
06/19 6479円 (-13円)
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
06/15 6532円 (+43円)
06/12 6489円 (-47円)
06/11 6536円 (+29円)
06/10 6507円 (+34円)
06/09 6473円 (-24円)
10日間の金相場平均価格:6,512円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開となり横ばい圏で推移。中心限月の9月限は1トロイオンス1908.40ドル(-0.20ドル)と、小幅安で取引きを終了。米国経済の持続的な回復に対する懐疑的な見方が残されていることや、ウイルス感染の拡大を警戒して、この日は投資家のリスク回避姿勢が台頭。米国株が軟調となるとパラジウムも連れ安となり、序盤は売りが先行した。一方、金が急騰したほか、銀やプラチナが堅調に推移すると、パラジウムも連れて買い戻され反発。一時プラス圏に浮上し1924ドル超まで上昇するも、週末を控えた持ち高調整からジリ安となり、結局小幅安で引けた。
国内のパラジウムは、週末のNY相場の値動きを映してマイナス圏へ。買取では1gあたり7,112円(-49円)と、4営業日続落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/20 7112円 (-49円)
06/19 7161円 (-116円)
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
06/15 7233円 (-55円)
06/12 7288円 (-16円)
06/11 7304円 (-154円)
06/10 7458円 (-171円)
06/09 7629円 (+105円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,309円/g
14:25現在の金相場は1トロイオンス1749.80ドル、パラジウムは1903.90ドル、為替は1$106円98銭前後の値動きで推移しております。