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【金相場】18日のNY金相場は、米国での新型コロナ再流行と、ドル高という強弱材料を見極める展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1731.10ドル(-4.50ドル)と、マイナス圏で推移し続落して取引きを終了。この日の金相場は、新型コロナウィルスの感染拡大の第2波が警戒されたほか、英国中銀の追加金融緩和を好感され序盤は買いが先行した。一方、この日発表された5月の景気先行指標総合指数は99.8と、前月比で2.8%上昇、市場予想でも2.3%上昇するなど堅調な結果に。また、最新週の米失業保険申請件数は150万8000件と、前週の改定値から5万8000件減少。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した経済活動の再開が進む中、3月下旬をピークに11週間連続で減少を示した。これら良好な米国経済指標を背景に、外国為替市場ではドル高が進んだ事や、中国・北京市の食品卸売市場から新型コロナの感染が広がったことについて、中国疾病予防コントロールセンターの専門家は18日、「北京の感染拡大は既に制御された」との認識を示した。このため、安全資産とされる金相場は上値の重い展開となり、結局マイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,479円(-13円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/19 6479円 (-13円)
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
06/15 6532円 (+43円)
06/12 6489円 (-47円)
06/11 6536円 (+29円)
06/10 6507円 (+34円)
06/09 6473円 (-24円)
06/08 6497円 (-83円)
10日間の金相場平均価格:6,504円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ドル高や株安を背景に売り押され続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1908.60ドル(-16.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日引け後の時間外取引では買い戻しの動きが広がり、相場は一時1956.80ドルまで上昇した。その後、発表された米国経済指標(5月の景気先行指標総合指数、週間新規失業保険申請件数)が共に良好な結果となった事から、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドル建てのパラジウムは、割高感が意識されたほか、米国株が安寄りした事も圧迫材料となり相場を重くした。一方、米国経済の先行きに幾分か楽観的見方が広がった事や、米中間の貿易摩擦への警戒感がやや緩和した事で、売り一巡後は底堅い動きとなった。ポンペオ米国務長官は、中国外交担当トップと今週会談した際、中国側が米中貿易協議の第一段階合意の下で交わした約束を全て守る考えを、改めて示したことを明らかにした。
国内のパラジウムは、軟調なNY相場や為替動向から値を落とし3日続落。買取では1gあたり7,161円(-116円)と、マイナス圏での値動きとなり3日続落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/19 7161円 (-116円
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
06/15 7233円 (-55円)
06/12 7288円 (-16円)
06/11 7304円 (-154円)
06/10 7458円 (-171円)
06/09 7629円 (+105円)
06/08 7524円 (+93円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,350円/g
13:20現在の金相場は1トロイオンス1743.05ドル、パラジウムは1915.65ドル、為替は1$106円88銭前後の値動きで推移しております。