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【金相場】9日のNY金相場は、株式などリスク資産の過熱感一服を背景に買いが継続し上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1721.90ドル(+16.80ドル)と、この日も買い優勢で推移し、続伸して取引きを終了。このところ連日で上昇していた米国株が短期過熱感から利確売りに押された事で、相対的に金は買われ序盤より上昇した。また、米国長期金利の低下や、外国為替市場では主要通貨に対するドル安が進んだ事も金には支援材料となり堅調となった。一方、この日から始まった、米連邦公開市場委員会(FOMC)が意識され、翌10日午後に発表される声明やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容を見極めたいとした様子見もあって、買い一巡後は小動きな展開となった。
国内の金相場は、買い戻しに反転したNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり6,507円(+34円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/10 6507円 (+34円)
06/09 6473円 (-24円)
06/08 6497円 (-83円)
06/05 6580円 (+74円)
06/04 6506円 (-76円)
06/03 6582円 (+9円)
06/02 6573円 (+11円)
06/01 6562円 (+77円)
05/29 6485円 (+26円)
05/28 6459円 (+31円)
10日間の金相場平均価格:6,522円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、利益確定売りが出た事からマイナス圏へ反転。中心限月の9月限は1トロイオンス1967.10ドル(-69.80ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。米国経済活動の再開や、株式や原油相場の堅調さが好感され、前日には大台の2000ドルを突破するなど堅調に推移。急騰した前2日間では+114.10ドル(+5.6%)と、一段高で推移していた事から、この日は序盤より利益を確定する動きが広がり軟調となった。また、米国株が短期過熱感から連騰一服となるなど、リスク資産への買いが鈍化した事や、この日から始まったFOMCの結果を見極めたいとした様子見ムードから手仕舞う動きもあって、この日は3営業日ぶりにマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、このところの急騰に対する利確売りから、NY相場が反落した事を映し上伸が一服。買取では1gあたり7,458円(-171円)と、4営業日ぶりに値を下げ、上値追い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/10 7458円 (-171円)
06/09 7629円 (+105円)
06/08 7524円 (+93円)
06/05 7431円 (±0円)
06/04 7431円 (-66円)
06/03 7497円 (+94円)
06/02 7403円 (+22円)
06/01 7381円 (+33円)
05/29 7348円 (-72円)
05/28 7420円 (-5円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,452円/g
12:25現在の金相場は1トロイオンス1742.60ドル、パラジウムは1979.85ドル、為替は1$107円69銭前後の値動きで推移しております。