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【金相場】週末5日のNY金相場は、米雇用統計が市場予想を上回る内容だったことを受け急反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1683.00ドル(-44.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日発表された5月米雇用統計で非農業部門雇用者数は、想定外の大幅な増加を記録したことから投資家心理が改善。ドルや米国株式が大幅高で推移する中、逃避目的とした買われていた金商品は相対的に相場を圧迫され軟調となった。また、失業率も戦後最悪を記録した前月から持ち直し改善したほか、週末を控えた持ち高調整売りも出やすく、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、リスクオンの流れに圧迫された週末のNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,497円(-83円)と、前営業日の上げを消化し、行って来いの展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/08 6497円 (-83円)
06/05 6580円 (+74円)
06/04 6506円 (-76円)
06/03 6582円 (+9円)
06/02 6573円 (+11円)
06/01 6562円 (+77円)
05/29 6485円 (+26円)
05/28 6459円 (+31円)
05/27 6428円 (-90円)
10日間の金相場平均価格:6,519円/g
【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、良好な内容となった米国雇用統計や、大幅高で推移した株式相場を眺めて急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1952.60ドル(+29.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日発表された5月の米雇用統計は、失業率が13.3%と、戦後最悪だった前月(14.7%)から改善。また、非農業部門の就業者数は前月から250万9000人増(市場予想800万人減)と、プラスに転じ、市場予想を大幅に上回る良好な結果となった。これを受け、市場では投資家のリスク選好意欲が高まり、ドル高・株高・原油高が進行すると、パラジウムも連れて急騰。相場は一時前日比+70ドル超の、1994.05ドルまで上昇した。一方、金の下げやドル高進行を受けて上値を重くする場面もあったが、引き続き堅調地合いを維持し、結局買い優勢で取引きを終えた。
なお、引け後にはテクニカルな買いが入った事で、時間外取引では1965ドル近辺まで上げ幅を拡大した。
国内のパラジウムは、リスク選好意欲の高まりから週末のNY相場が買われた事を映し上昇。買取では1gあたり7,524円(+93円)と、3営業日ぶりに大幅高で推移し、26日相場(約2週間)ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/08 7524円 (+93円)
06/05 7431円 (±0円)
06/04 7431円 (-66円)
06/03 7497円 (+94円)
06/02 7403円 (+22円)
06/01 7381円 (+33円)
05/29 7348円 (-72円)
05/28 7420円 (-5円)
05/27 7425円 (-237円)
05/26 7662円 (+171円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,452円/g
12:10現在の金相場は1トロイオンス1696.05ドル、パラジウムは1981.20ドル、為替は1$109円49銭前後の値動きで推移しております。