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【金相場】28日のNY金相場は、米中の緊張激化に伴い、逃避需要としての買いが入り小幅続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1728.30ドル(+1.50ドル)と、買い優勢で取引きを終了。中国の全国人民代表大会(全人代)は同日、香港統制を強化する国家安全法の導入方針を採択。これを受け、米中関係の一段の悪化への警戒感から、安全資産とされる金需要が高まり、金相場は堅調に推移した。また、朝方発表された最新週の米新規失業保険申請が212万3000件となり、10週間の累計が4000万件を突破したことも支援材料となり、相場は一時1743.70ドルまで上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた経済活動を再開する動きが世界的に広がっており、堅調な株式相場を眺め、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、プラス圏で引けたNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,485円(+26円)と、値を伸ばし続伸しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/29 6485円 (+26円)
05/28 6459円 (+31円)
05/27 6428円 (-90円)
05/26 6518円 (-10円)
05/25 6528円 (+22円)
05/22 6506円 (-74円)
05/21 6580円 (-7円)
05/20 6587円 (+62円)
05/19 6525円 (-78円)
05/18 6603円 (+88円)
10日間の金相場平均価格:6,522円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、米中関係の悪化や、ポジション調整から売り押され続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1946.50ドル(-31.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では方向感に乏しい展開となり、前日終値を挟んで小動きとなった。その後、米中関係の悪化への警戒感から売りが出たほか、持ち高調整売りに押され軟調に推移。一方で、世界経済の活動再開への期待感や、原油・株高を受けて買い支えられる場面もあったが上値は重く、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、値を下げ反落したNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり7,348円(-72円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/29 7348円 (-72円)
05/28 7420円 (-5円)
05/27 7425円 (-237円)
05/26 7662円 (+171円)
05/25 7491円 (-275円)
05/22 7766円 (-94円)
05/21 7860円 (+264円)
05/20 7596円 (+72円)
05/19 7524円 (+396円)
05/18 7128円 (+121円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,522円/g
11:35現在の金相場は1トロイオンス1725.60ドル、パラジウムは1956.90ドル、為替は1$107円43銭前後の値動きで推移しております。