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【金相場】21日のNY金相場は、一部で利確売りが出たほか、欧米の経済指標が改善したことを受け3営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1721.90ドル(-30.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日発表された5月の欧米の購買担当者景況指数(PMI)は軒並み前月を上回ったほか、米国フィラデルフィア連邦準備銀行発表の製造業景況指数は-43.1と、前月の-56.6から改善。最新週の新規失業保険申請件数は243万8000件と高止まりしているものの、前週に比べて24万9000件の減少となるなど、経済指標の改善傾向から金商品は相場を圧迫された。また、欧米では新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた経済活動を再開する動きが着実に広がっており、景気回復への期待感から投資家のリスク回避姿勢が一服した事や、最近では上値を試す展開となっていたため、利益確定や持ち高調整、外国為替市場でドル高が進んだこともあり、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,506円(-74円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/22 6506円 (-74円)
05/21 6580円 (-7円)
05/20 6587円 (+62円)
05/19 6525円 (-78円)
05/18 6603円 (+88円)
05/15 6516円 (+60円)
05/14 6455円 (+37円)
05/13 6418円 (+7円)
05/12 6411円 (+5円)
05/11 6406円 (+5円)
10日間の金相場平均価格:6,501円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利益確定売りや、連休を控えた持ち高調整売りに押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2062.30ドル(-97.10ドル)と、6営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日までに5連騰(+368.70ドル、+17%)し、およそ5週間ぶりの高値まで上昇していた事から、この日のパラジウムは時間外取引より利益確定を目的とした売りが先行し安寄りした。また、米中関係の悪化が警戒されたほか、他貴金属や米国株も軟調となった事が重しとなり、パラジウムも相場を圧迫された。途中、発表された経済指標が改善傾向を示したほか、欧米での経済活動再開による景気回復への期待感、原油相場が6日続伸し2ヶ月ぶりの高値を付けるなど堅調となった事で、買い戻される場面もあったが、連休を控えた持ち高調整や、ドル高に押され、この日は上値追い一服の展開となった。
国内のパラジウムは、最近の連騰に対する利確売りからNY相場が値を下げた事を受け反落。買取では1gあたり7,766円(-94円)と、6営業日ぶりに反落し、前日までの急伸が一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/22 7766円 (-94円)
05/21 7860円 (+264円)
05/20 7596円 (+72円)
05/19 7524円 (+396円)
05/18 7128円 (+121円)
05/15 7007円 (+66円)
05/14 6941円 (-110円)
05/13 7051円 (-160円)
05/12 7211円 (+99円)
05/11 7112円 (+50円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,320円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1731.05ドル、パラジウムは2079.85ドル、為替は1$107円58銭前後の値動きで推移しております。