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【金相場】14日のNY金相場は、低調な内容の米国経済指標や米中対立激化への懸念を背景に、買い地合いが強まり3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1740.90ドル(+24.50ドル)と、直近高値を抜いて、4月23日相場以来およそ3週間ぶりの高値を更新して取引きを終了。前日の米国FRB議長の発言をきっかけに、この日の金相場は時間外取引より買いが先行し小高く推移した。その後、日中取引では、1週間の新規失業保険申請件数が発表され、298万1000件と前週統計を下回ったものの、以前として高水準を維持する結果となった事から金買いが活発化。加えて、トランプ米大統領がTVインタビューで、中国との断交の可能性もあると示唆したことで、リスク回避としての金買いが旺盛となり、上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、引き続き買い優勢となったNY相場を映し6日続伸。買取ベースでは1gあたり6,515円(+60円)と、過去最高値を記録した4月24日相場(6,516円)水準と並び、3週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/15 6516円 (+60円)
05/14 6455円 (+37円)
05/13 6418円 (+7円)
05/12 6411円 (+5円)
05/11 6406円 (+5円)
05/08 6401円 (+101円)
05/07 6300円 (-129円)
04/27 6504円 (-12円)
04/24 6516円 (+46円)
04/23 6470円 (+105円)
10日間の金相場平均価格:6,436円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、原油高や他貴金属の上昇、安値拾いが入った事で買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1798.20ドル(+7.50ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前日相場の安値反動から時間外取引より買いが先行し小高く推移した。その後、ドルの戻りや、米中対立への警戒感が意識され、上げ幅を縮小する場面もあったが、需給バランスの改善から原油相場が約5週間ぶりの高値に回復した事で、パラジウムも連れ高となり再度上昇。加えて、前日のパウエルFRB議長の講演で、景気低迷が長期化する恐れがあると警告し、追加の財政出動の必要性が示唆されたほか、他貴金属の上昇、下げてスタートした米国株が切り返した事も支援材料となり、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、プラス圏に反転したNY相場を映し反発。買取では1gあたり7,007円(+66円)と、3営業日ぶりに値を上げ、7000円台に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/15 7007円 (+66円)
05/14 6941円 (-110円)
05/13 7051円 (-160円)
05/12 7211円 (+99円)
05/11 7112円 (+50円)
05/08 7062円 (+247円)
05/07 6815円 (-473円)
04/28 7288円 (-385円)
04/27 7673円 (+176円)
04/24 7497円 (+44円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,166円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1748.75ドル、パラジウムは1819.30ドル、為替は1$107円35銭前後の値動きで推移しております。