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【金相場】13日のNY金相場は、米国FRBパウエル議長による景気先行きに対する発言を受け、逃避需要が旺盛となり上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1716.40ドル(+9.60ドル)と、買いが優勢となり、先週7日相場(1週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日は時間外取引では利益確定売りが先行した事で安寄りした。一方、米国パウエル議長がweb上での講演で、新型コロナを受けた経済対策に関し、「先行きが非常に不透明で大きな下振れリスクがある」と明言。「景気回復が十分に進むまであらゆる措置を取り続ける」と表明し、財政出動による世帯や企業の支援策が追加で必要だとの考えを強調した。これを受け、将来的なインフレに対するヘッジとしての金買いが加速し相場の流れは反転。米労働省が朝方発表した4月の卸売物価指数が低調な内容となったほか、米国株の下げも材料視され、相場は一時1726.50ドルを付けるなど堅調な展開となった。
国内の金相場は、リスクオフの流れからNY市場では買いが優勢となった事を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,455円(+37円)と、5日続伸。4月27日相場以来およそ2週間半ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/14 6455円 (+37円)
05/13 6418円 (+7円)
05/12 6411円 (+5円)
05/11 6406円 (+5円)
05/08 6401円 (+101円)
05/07 6300円 (-129円)
04/27 6504円 (-12円)
04/24 6516円 (+46円)
04/23 6470円 (+105円)
04/22 6365円 (+3円)
10日間の金相場平均価格:6,431円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、FRB議長の発言をきっかけにリスクオフムードが再燃した事を受け反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1790.70ドル(-44.70ドル)と、マイナス圏で推移し、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では売り買いまちまちとなり、前日終値を挟んで推移するなど小動きな展開となった。その後、発表された米国経済指標が低調となった事や、パウエルFRB議長が景気への先行き警戒感を示すと、投資家のリスク回避姿勢が台頭。米国株が下げ幅を拡大すると、パラジウムも連れて売りが広がり軟調となった。
国内のパラジウムは、売り優勢に反転したNY相場を映し続落。買取では1gあたり6,941円(-110円)と、値を下げ、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/14 6941円 (-110円)
05/13 7051円 (-160円)
05/12 7211円 (+99円)
05/11 7112円 (+50円)
05/08 7062円 (+247円)
05/07 6815円 (-473円)
04/28 7288円 (-385円)
04/27 7673円 (+176円)
04/24 7497円 (+44円)
04/23 7453円 (-33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,210円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1726.90ドル、パラジウムは1807.15ドル、為替は1$106円93銭前後の値動きで推移しております。