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【金相場】12日のNY金相場は、新型コロナウイルス感染の「第2波」への警戒感や、株安を背景に買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1706.80ドル(+8.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が低調な内容となったほか、国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長が議会証言で、経済活動の早期再開は新型コロナウイルス感染拡大の第2波を招く恐れがあるとの警戒感を示した事で、金商品は逃避目的として買いが旺盛となり上昇した。また、米国株安を意識して一時1716.70ドルまで値を伸ばすも、一部で利益確定を目的とした売りも観測され、午後は上げ渋る展開となった。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,418円(+7円)と、小幅ながら4日続伸し、4月28日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/13 6418円 (+7円)
05/12 6411円 (+5円)
05/11 6406円 (+5円)
05/08 6401円 (+101円)
05/07 6300円 (-129円)
04/27 6504円 (-12円)
04/24 6516円 (+46円)
04/23 6470円 (+105円)
04/22 6365円 (+3円)
04/21 6362円 (+45円)
10日間の金相場平均価格:6,422円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、押し目買いや原油高を背景に買いが優り上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1835.40ドル(+7.30ドル)と、堅調に推移し続伸して取引きを終了。欧米各地での経済活動の再開見通しを受け、この日は時間外取引のアジア市場より買い地合いが強まり、一時1887ドル超まで上昇した。その後、欧州時間に入ると利益確定を目的とした売りや、発表された米国経済指標(消費者物価指数)が低調な結果となった事、米国株の下げが重しとなり、パラジウムも次第に上げ幅を縮小し上げ一服となった。ただ、需給バランスの改善から原油相場が上昇したほか、ドル高一服、金など他貴金属が堅調に推移した事が支援材料となり、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY市場では引き続き買い優勢で引けるも、引け後の戻りや為替が円高に振れた事を受け反落。買取では1gあたり7,051円(-160円)と、4営業日ぶりにマイナス圏に転じ反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/13 7051円 (-160円)
05/12 7211円 (+99円)
05/11 7112円 (+50円)
05/08 7062円 (+247円)
05/07 6815円 (-473円)
04/28 7288円 (-385円)
04/27 7673円 (+176円)
04/24 7497円 (+44円)
04/23 7453円 (-33円)
04/22 7486円 (-814円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,265円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1708.90ドル、パラジウムは1834.55ドル、為替は1$107円22銭前後の値動きで推移しております。