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【金相場】8日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見ムードが広がる中、小幅高に振れ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1684.30ドル(+0.60ドル)と、横ばい圏ながらプラス圏で取引きを終了。新型コロナの悪影響を和らげるために世界各国の中央銀行が金融緩和を続け、当面は金市場に資金が流入しやすい環境になるとの見方から6日にほぼ7年4ヶ月年ぶりの高値を付けたが、上昇基調が継続するとの見方が買いを誘い、この日も序盤より堅調となった。しかし、米国大統領選の民主党候補指名争いで、急進左派サンダース上院議員が撤退を表明。市場がこれを好感し米国株が上げ幅を拡大したほか、新型コロナウイルスの感染拡大ペース鈍化への期待感もあり、安全資産とされる金商品は相場を圧迫され上値を抑えられる様相となった。午後には米連邦準備制度理事会(FRB)が3月2、15両日のFOMC議事要旨を公表。新型コロナの感染拡大が経済に与える影響に対し、参加者の警戒感が高まっていたことが示されたが、金相場の反応は限定的となった。
国内の金相場は、小幅高で引けたNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり6,263円(+19円)と、プラス圏に転じ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/09 6263円 (+19円)
04/08 6244円 (-85円)
04/07 6329円 (+164円)
04/04 6165円 (+91円)
04/03 6074円 (+109円)
04/02 5965円 (+53円)
04/01 5912円 (-174円)
03/31 6086円 (-12円)
03/28 6098円 (-91円)
03/27 6189円 (-29円)
10日間の金相場平均価格:6,133円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、原油や株高が好感されプラス圏で推移。中心限月の6月限は1トロイオンス2095.20ドル(+0.90ドル)と、横ばい圏ながら小幅高に振れて取引きを終了。この日のパラジウムは、買い優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、アジア時間より買いが先行し堅調に推移した。その後、利益確定売りやドル高を背景に相場を圧迫され、以降は売り買いが交錯。ただ、9日にOPEC加盟国と、非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が開く緊急会議では、ロシアも含めて「大規模な減産」について話し合う見通しで、世界的な産出協定の実現が視野に入ってきた事から原油相場が急伸。加えて、米国内での新型コロナウィルス感染拡大が鈍化傾向にある事も意識され、S&P500が強気相場入りするなど株式市場が一段高となったのを眺めて、パラジウムも連れ高となり再度プラス圏に反転した。
国内のパラジウムは、売り買い交錯したNY相場を受け反落。買取では1gあたり8,399円(-27円)と、値を下げマイナス圏に転じました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/09 8399円 (-27円)
04/08 8426円 (+60円)
04/07 8366円 (±0円)
04/06 8366円 (-55円)
04/03 8421円 (-192円)
04/02 8613円 (-259円)
04/01 8872円 (-49円)
03/31 8921円 (+203円)
03/30 8718円 (-220円)
03/27 8938円 (-170円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,604円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1654.70ドル、パラジウムは2113.65ドル、為替は1$108円96銭前後の値動きで推移しております。