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【金相場】週末3日のNY金相場は、米国雇用統計の大幅悪化を背景に買いが膨らみ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1645.70ドル(+8.00ドル)と、中心終値では3月27日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。この日米国労働省が発表した3月の雇用統計が、前月比70万1000人減少するなど、リーマン・ショック後の2010年9月以来9年半ぶりにマイナスに転じた。また、失業率も4.4%(前月3.5%)と大幅に悪化し、17年8月(4.4%)以来2年7カ月ぶりの水準に上昇したほか、前日発表された週間の新規失業保険申請が過去最多(664万8000件)を記録するなど直近の雇用関連指数が軒並み悪化し、同国経済への先行き不安から安全資産される金は買いが膨らみ急伸する展開となった。ただ一方で、外国為替市場では主要通貨に対してドルが上昇し独歩高となると、ドル建てで取引される金商品に割高感が強まり、上値を抑えられた。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場や円安要因から堅調に推移し3日続伸。買取ベースでは1gあたり6,165円(+91円)と、3営業日続伸し、3月27日相場(約1週間半)ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/04 6165円 (+91円)
04/03 6074円 (+109円)
04/02 5965円 (+53円)
04/01 5912円 (-174円)
03/31 6086円 (-12円)
03/28 6098円 (-91円)
03/27 6189円 (-29円)
03/26 6218円 (-138円)
03/25 6356円 (+264円)
03/24 6092円 (+296円)
10日間の金相場平均価格:6,116円/g
【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、安値拾いから買い戻しが先行するも、雇用関連指数の悪化を受けた投資家心理の後退や、持ち高調整目的の売りに押されマイナスサイドに反転。中心限月の6月限は1トロイオンス2106.00ドル(-15.70ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日は、軟調となった前2日間の安値反動から時間外取引きでは買い戻しが入り上昇した。また、主要産油国による減産合意への期待を背景に、前日には過去最大の上昇率を記録した原油相場が、この日も堅調に推移した事が好感されパラジウムも上げ幅を拡大。相場は一時2187ドルの高値まで上げ幅を拡大した。しかし、発表された米国の3月雇用統計が、2010年9月以来9年半ぶりにマイナスに転じるなど大幅悪化した事を受け、投資家心理が後退。株安が進む中でパラジウムも連れ安となったほか、ドル高の進行や、週末を控えた持ち高調整売りに押され、結局マイナス圏に反転した。
国内のパラジウムは、売り優勢となった週末のNY相場を映して4日続落。買取では1gあたり8,366円(-55円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/06 8366円 (-55円)
04/03 8421円 (-192円)
04/02 8613円 (-259円)
04/01 8872円 (-49円)
03/31 8921円 (+203円)
03/30 8718円 (-220円)
03/27 8938円 (-170円)
03/26 9108円 (+1452円)
03/25 7656円 (+753円)
03/24 6903円 (+638円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,452円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1623.85ドル、パラジウムは2135.30ドル、為替は1$108円94銭前後の値動きで推移しております。