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【金相場】週明け23日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が無制限の量的緩和を行うと発表した事を受けて一気に買いが膨らみ急伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1567.60ドル(+83.00ドル)と、3営業日続伸し、12日相場以来およそ1週間半ぶりの高値で取引きを終了。なお、1日の上げ幅では1984年11月以降では最大(+5.3%)となった。先週まで見られたリスク資産の損失補填目的の売りが一服しつつあり、この日は買いが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、米国FRBは23日朝方、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)で米国債などの資産を「必要な量」買い入れることを決めたと発表。無制限の量的金融緩和により市場への資金供給を強化する異例の措置を受けて、金利を生まない資産である金が急速に買い進められたほか、株安や対ユーロでのドル安進行が意識され一気に上げ幅を拡大する展開となった。引け後に買いが進んだ金相場は、日本時間の11:10現在では1580ドル超まで上伸中。
国内の金相場は、週明けのNY相場が一段高となった事を映して急伸。買取ベースでは1gあたり6,092円(+296円)と、大台の6,000円台に再浮上し、11日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/24 6092円 (+296円)
03/23 5796円 (+114円)
03/19 5682円 (-114円)
03/18 5796円 (+148円)
03/17 5648円 (-168円)
03/16 5816円 (-21円)
03/13 5837円 (-212円)
03/12 6049円 (-53円)
03/11 6102円 (+63円)
03/10 6039円 (-158円)
10日間の金相場平均価格:5,886円/g
【パラジウム相場】週明け23日のNYパラジウム相場は、各国中央銀行による量的緩和の拡大や、ドル安による割安感、他貴金属の上昇、押し目買いが入り3営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1556.90ドル(+16.70ドル)と、12日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。安値拾いによる買い戻しが旺盛となった前週末相場の流れを受け、この日も時間外取引きでは買いが先行し小高く推移した。その後、日中取引きでは米国株の下げや、各国自動車工場の一時操業中止を受け売り戻される場面もあったが、金が急騰した事に加え、ドル安の流れや、原油相場の持ち直し、米連邦準備制度理事会(FRB)による無制限の量的緩和の実施が支援材料となり、結局この日も買い優勢で取引きを終えた。
その後、通常取引き終了後に一段と買いが膨らみ上げ幅を拡大しているパラジウムは、日本時間の11:10現在では1709ドル超と、23日清算値より+152.1ドル超まで急伸した。
国内のパラジウムは、週明けのNY相場高や引け後の急伸をはやし+9.2%と一段高に。買取では1gあたり6,903円(+638円)と、7,000円圏内まで再浮上し12日相場以来およそ1週間半ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/24 6903円 (+638円)
03/23 6265円 (+17円)
03/19 6248円 (+27円)
03/18 6221円 (+94円)
03/17 6127円 (-435円)
03/16 6562円 (-214円)
03/13 6776円 (-1601円)
03/12 8377円 (-555円)
03/11 8932円 (-165円)
03/10 9097円 (-88円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,151円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1590.10ドル、パラジウムは1728.70ドル、為替は1$110円25銭前後の値動きで推移しております。