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【金相場】18日のNY金相場は、ドル高の流れや、世界的な株安を背景に資産換金化の動きが再燃し相場を圧迫。中心限月の4月限は1トロイオンス1477.90ドル(-47.90ドル)と、売り優勢に転じて取引きを終了。前日17日には米連邦準備制度理事会(FRB)が、コマーシャルペーパーの買い取りで企業の資金繰りを支援する緊急対策を発表。トランプ米政権も新たに総額1兆ドル規模の経済対策をまとめた。ただ、世界的なリセッション突入懸念など、市場の不安心理を沈静化させるには至らず、前日には大幅反発した米国株価はこの日は再度売り優勢に反転。世界的に株安となるなどリスク回避ムードが広がる中、金は再び損失補填などの売りに押され軟調となった。また、市場で流動性の高いドルを確保しようという動きが強まっていることも、金への圧迫材料となった。
国内の金相場は、資産換金化の動きが再燃し相場を圧迫されたNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり5,682円(-114円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/19 5682円 (-114円)
03/18 5796円 (+148円)
03/17 5648円 (-168円)
03/16 5816円 (-21円)
03/13 5837円 (-212円)
03/12 6049円 (-53円)
03/11 6102円 (+63円)
03/10 6039円 (-158円)
03/09 6197円 (-46円)
03/06 6243円 (+61円)
10日間の金相場平均価格:5,941円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、ドル高による割高感や、株安・原油安などリスクオフの流れから売り押され軟調な展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス1419.80ドル(-89.80ドル)と、中心終値では昨年8月14日相場(1416.40ドル)以来およそ7ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。新型肺炎への影響から世界的なリセッション突入が懸念される中、株式や原油などリスク資産が軟調に推移。パラジウムも各国の自動車工場の一部閉鎖など需要減が意識されたほか、外国為替市場ではドルの独歩高となり、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫された。途中、売り過剰感や安値拾いの買い戻しが入る場面もあったが、原油や米国株の下げ幅拡大を眺めてパラジウムも連れ安となり、売り優勢で取引きを終えた。その後、通常取引き終了後に欧州中央銀行(ECB)が臨時の理事会を開催し、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し量的緩和の拡大を発表。7500億ユーロ(約89兆円)相当の新たな資産購入プログラムの導入を示した。発表を受けパラジウムは一時1510ドル超まで買い戻される展開となった。
国内のパラジウム、引け後の時間外取引での買い戻しや円安進行を受けてプラスサイドに浮上。買取では1gあたり6,248円(+27円)と、貴金属では本日唯一上昇し、続伸しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/19 6248円 (+27円)
03/18 6221円 (+94円)
03/17 6127円 (-435円)
03/16 6562円 (-214円)
03/13 6776円 (-1601円)
03/12 8377円 (-555円)
03/11 8932円 (-165円)
03/10 9097円 (-88円)
03/09 9185円 (-259円)
03/06 9444円 (-88円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,697円/g
13:15現在の金相場は1トロイオンス1480.20ドル、パラジウムは1455.90ドル、為替は1$109円18銭前後の値動きで推移しております。