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【金相場】3日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げ後に買いが活発化し大幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1644.40ドル(+49.60ドル)と、2月25日相場以来1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。時間外取引のアジア市場では1600ドルを挟んだ水準でのもみ合いで拮抗していたが、通常取引開始後に米連邦準備制度理事会(FRB)が臨時のFOMC会合を開き、0.50ポイントの緊急利下げを発表したことから、金商品には買いが膨らみ1650ドル台に急進。その後、一部で利益確定を目的とした売りが出た事で上値を重くする場面もあったが、買いに向いた株式が売りに転じたほか、米長期金利が一時初めて1%を割り込んだ事から金への投資妙味が増すとの観測も買い材料となり、そのまま高値圏で引けた。
国内の金相場は、急伸したNY相場高を映し堅調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,204円(+129円)と、6,200円台に浮上し、約1週間(2月28日相場)ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/04 6204円 (+129円)
03/03 6075円 (+58円)
03/02 6017円 (-293円)
02/28 6310円 (-54円)
02/27 6364円 (+28円)
02/26 6336円 (-61円)
02/25 6397円 (+42円)
02/21 6355円 (+92円)
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
10日間の金相場平均価格:6,248円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、株安などリスクオフムードが広がる中、調整地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス2387.50ドル(-40.20ドル)と、約2週間(2月14日相場)ぶりの安値に戻して取引きを終了。供給不足を背景にパラジウムは前週まで連日で記録的な高値を付けていた反動から、この日も利益確定や調整的な売りが出やすく序盤より安寄りした。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.50ポイントの緊急利下げを発表した事で、株式や金買いが活発化するとパラジウムも連れて上昇する場面も見られたが、午後にかけて株式が下げに転じるなどリスクオフムードが広がった事でパラジウムも相場を重くし、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き利益確定目的など調整地合いとなったNY相場を受け軟調に推移。買取では1gあたり9,422円(-264円)と、3営業日続落し、約2週間(2月17日相場)ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/04 9422円 (-264円)
03/03 9686円 (-44円)
03/02 9730円 (-1193円)
02/28 10923円 (+71円)
02/27 10852円 (+435円)
02/26 10417円 (+143円)
02/25 10274円 (-358円)
02/21 10632円 (-115円)
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,275円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1649.75ドル、パラジウムは2385.70ドル、為替は1$107円32銭前後の値動きで推移しております。