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【金相場】週明け2日のNY金相場は、安値拾いや米国利下げ観測の強まりを背景に買われ上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1594.80ドル(+28.10ドル)と、5営業日ぶりに反発して取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前週末、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した市場の混乱を受けて緊急声明を発表し、「景気を下支えするために適切に行動する」と表面。これを受けて、FRBの利下げ観測が広がり、金利を生まない資産である金に買いが入った。また、このところの高値修正を受け、安値拾いの買いも入りやすかったほか、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、割安感が生じたことも追い風になり、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し3営業日ぶりに反発。買取ベースでは1gあたり6,075円(+58円)と、プラス圏での値動となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/03 6075円 (+58円)
03/02 6017円 (-293円)
02/28 6310円 (-54円)
02/27 6364円 (+28円)
02/26 6336円 (-61円)
02/25 6397円 (+42円)
02/21 6355円 (+92円)
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
10日間の金相場平均価格:6,238円/g
【パラジウム相場】週明け2日のNYパラジウム相場は、押し目を買われる場面もあったが、前週末に続き高値修正から売り押され続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2427.70ドル(-63.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。このところ連日で高値記録を更新するなど価格水準を急速に切り上げていた事から、前週末には調整目的の売りが出た事で軟調に推移していた。その反動から、この日は安値拾いや押し目を買われ、時間外取引きでは一時2576.90ドルまで上げ幅を拡大した。しかし、通常取引きに入ると利益確定を目的とした売りが出たほか、世界経済の減速懸念が意識され相場は次第に軟化。米国株が急反発し、外国為替市場ではドル安に振れるも、パラジウムは売りが優勢となり、この日もマイナス圏で取引きを終えた。
供給逼迫の警戒からパラジウムは先週27日には2711.70ドルを付け史上最高値を更新。昨年12月からの上げ幅では+881.50ドル(+32.5%)と、価格水準を一段切り上げて推移していたが、週明け2日の現時点では高値修正もあり+597.5ドル(+24.6%)となった。
国内のパラジウムは、調整地合いが継続した週明けのNY相場を映し続落。買取では1gあたり9,686円(-44円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/03 9686円 (-44円)
03/02 9730円 (-1193円)
02/28 10923円 (+71円)
02/27 10852円 (+435円)
02/26 10417円 (+143円)
02/25 10274円 (-358円)
02/21 10632円 (-115円)
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,298円/g
11:35現在の金相場は1トロイオンス1600.40ドル、パラジウムは2452.45ドル、為替は1$108円10銭前後の値動きで推移しております。