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【金相場】26日のNY金相場は、逃避需要や株安を意識して底堅く推移するも、利益確定の売りも出やすく続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1643.10ドル(-6.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大懸念を背景としたリスク回避の金買いの流れは、週初に約7年ぶりの高値を更新した後でひとまず一巡。この日も、前日相場に続き、利益確定の売りが出やすい展開となり、朝方には一時1626.60ドルまで下落した。もっとも、プラス圏で推移していた米国株式相場がマイナス圏に転じると、金相場は次第に下げ幅を縮小。新型コロナへの懸念は根強く、現物資産の裏付けがある金先物に逃避的に資金を移す動きは続いており、下値を支える展開となった。
国内の金相場は、NY市場では売り優勢で推移したものの、引け後の戻りや為替要因から国内ではプラス圏に浮上し反発。買取ベースでは1gあたり6,364円(+28円)と、上昇しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/27 6364円 (+28円)
02/26 6336円 (-61円)
02/25 6397円 (+42円)
02/21 6355円 (+92円)
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
02/17 6085円 (+17円)
02/14 6068円 (+21円)
02/13 6047円 (+10円)
10日間の金相場平均価格:6,217円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウムは、前日相場に続いて大幅高となり一代高値を再更新。中心限月の3月限は1トロイオンス2692.80ドル(+45.00ドル)と、2700ドル圏内まで急伸し、中心終値では前日に続いて史上最高値を記録して取引きを終了。前日には+126.50ドル(+4.7%)の上げ幅を記録するなど急騰した反動から、この日は時間外取引では利益確定の売りに押され安寄りしていた。しかし、通常取引きに入ると相場は次第に買い戻しが活発化。スタート時にはプラス圏で推移していた米国株高に連れたほか、供給逼迫への警戒感や、テクニカル要因もあってプラス圏に反転すると一気に上げ幅を拡大し、結局この日も一代高値を更新して引けた。
慢性的な供給不足の観点から現在パラジウムは史上最高値を連日で更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+836.60ドル(+31%)と、価格水準を一段切り上げて推移している。
国内のパラジウムは、大幅続伸し一代高値を再更新したNY相場高を映して急伸。買取では1gあたり10,852円(+435円)と、+4%の上げ幅を記録し、先週20日に付けた歴代高値(10,747円)を上抜き、史上最高値を更新しました。現在、供給逼迫を受け高騰しているパラジウムは、昨年末より本日までに1gあたり+3,537円(+32.5%)と、一段高で推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/27 10852円 (+435円)
02/26 10417円 (+143円)
02/25 10274円 (-358円)
02/21 10632円 (-115円)
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
02/17 9317円 (+22円)
02/14 9295円 (+176円)
02/13 9119円 (+137円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,850円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1652.35ドル、パラジウムは2730.45ドル、為替は1$110円29銭前後の値動きで推移しております。