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2020年02月21日国内金相場は7連騰し初の6,300円台に浮上↑一方、パラジウムは8営業日ぶりに反落し上値追いが一服↓

【金相場】20日のNY金相場は、引き続きリスク回避目的から買われ6日続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1620.50ドル(+8.70ドル)と、中心終値では2013年2月14日相場(1635.50ドル)以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。前日まで5連騰し、直近高値を連日で更新するなど一段高となっていた事から、この日は通常取引き開始前の時間外取引きでは利確売りが先行し安寄りした。しかしその後は、新型肺炎の感染や影響が中国外でも広がるとの見方が浮上した事から、相場は次第に買い戻しが活発化。米国株式相場が下げ幅を広げたことや、米国長期金利の低下を意識して1626.50ドルまで買われており、その後も1620ドルを挟んだ水準で推移するなど、この日も買い優勢となった。現在リスク回避目的から安全資産として買われてる金は、約7年ぶり(2013年2月上旬以来)の高値水準で推移。昨年12月から現在まででは+151.30ドル(+9.3%)となった。 

国内の金相場は、連日で直近高値を上抜き7年ぶりの高値を更新するなど堅調となったNY相場を映し7営業日続伸。買取ベースでは1gあたり6,355円(+92円)と、初の6,300円台にのせ、前日同様に史上最高値を更新しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/21  6355円 (+92円)

02/20  6263円 (+104円)

02/19  6159円 (+59円)

02/18  6100円 (+15円)

02/17  6085円 (+17円)

02/14  6068円 (+21円)

02/13  6047円 (+10円)

02/12  6037円 (-16円)

02/10  6053円 (+18円)

02/07  6035円 (+40円)

10日間の金相場平均価格:6,120円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、序盤の上げ幅を縮小するも、小幅高の水準を維持して3日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2573.90ドル(+2.70ドル)と、連日で史上最高値を更新して取引きを終了。大幅高となった前日相場の流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引きより買いが膨らみ2600ドルを突破するなど上げ幅を拡大。一時2674.20ドルまで急騰し一代高値を記録した。その後、通常取引きに入ると利益確定を目的とした売りが出た事から上値の重い展開に。新型肺炎への先行き警戒感から米国株が下落したほか、ドル高の進行が圧迫材料となり、引けにかけて前日終値水準にまで値戻す展開となった。
需給バランスの観点から現在パラジウムは史上最高値を連日で更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+749.20ドル(+29.1%)と、価格水準を一段切り上げて推移している。

国内のパラジウムは、行って来いの様相となったNY市場を受け上値追いが一服。買取では1gあたり10,632円(-115円)と、8営業日ぶりに値を下げ反落しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/21  10632円 (-115円)

02/20  10747円 (+682円)

02/19  10065円 (+412円)

02/18  9653円 (+336円)

02/17  9317円 (+22円)

02/14  9295円 (+176円)

02/13  9119円 (+137円)

02/12  8982円 (+77円)

02/10  8905円 (-231円)

02/07  9092円 (-231円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,581円/g


11:50現在の金相場は1トロイオンス1625.90ドル、パラジウムは2611.70ドル、為替は1$112円08銭前後の値動きで推移しております。

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