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【金相場】週末7日のNY金相場は、リスク回避目的として買いが入り3日続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1573.40ドル(+3.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。朝方発表された1月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想を大幅に上回り良好な内容となった事で、金は相場を圧迫され一時的に軟調となった。しかし、小売りの雇用減少が個人消費の縮小懸念を招いたほか、世界的な株安や新型肺炎の世界的な広がりに対する警戒感も強く、その後相場はプラス圏に切り返すなど買い優勢に反転した。
国内の金相場は、買い優勢となった週末のNY相場を映し3日上伸。買取ベースでは1gあたり6,053円(+18円)と、月初来高値を抜いて、歴代最高値を記録した1月8日相場(6,061円)以来およそ1ヶ月ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/10 6053円 (+18円)
02/07 6035円 (+40円)
02/06 5995円 (+36円)
02/05 5959円 (-44円)
02/04 6003円 (-33円)
02/03 6036円 (+27円)
01/31 6009円 (-14円)
01/30 6023円 (+26円)
01/29 5997円 (-35円)
01/28 6032円 (+11円)
10日間の金相場平均価格:6,014円/g
【パラジウム相場】週末7日のNYパラジウム相場は、世界的な株安などリスクオフムードの中、持高調整売りに押され3日続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2210.20ドル(-27.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米労働省が朝方発表した1月の雇用統計が良好な内容となった事から、外国為替市場ではドル買いが台頭。ドル建てのパラジウムは割高感が意識され序盤より小安く推移した。また、米連邦準備理事会(FRB)が議会に半年に一度提出する金融政策報告書の中で、新型肺炎の感染拡大が新たな脅威になり中国経済に混乱を招き、世界経済に波及する可能性を警告したことから、投資家のリスク回避ムードが再燃。米国株が反落した事に連れてパラジウムも売られたほか、週末を控えて持高調整も出やすかった事で、売り優勢となった。
国内のパラジウムは、軟調となった週末のNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,905円(-187円)と、マイナス圏での推移となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/10 8905円 (-231円)
02/07 9092円 (-231円)
02/06 9323円 (+66円)
02/05 9257円 (+446円)
02/04 8811円 (+192円)
02/03 8619円 (-135円)
01/31 8754円 (-38円)
01/30 8792円 (+30円)
01/29 8762円 (-5円)
01/28 8767円 (-292円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,908円/g
12:50現在の金相場は1トロイオンス1574.35ドル、パラジウムは2230.70ドル、為替は1$109円80銭前後の値動きで推移しております。