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【金相場】3日のNY金相場は続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1260.30ドル(-16.60ドル)と、ギリシャ不安が緩和された事を受けて、リスク回避の動きが後退したことから2営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、2月末に期限を迎えるギリシャへの金融支援を巡り、同国の新政権が欧州連合(EU)などと本格的な交渉を始める見通しとなった事を受けて過度な警戒感が後退。金融市場の混乱が回避できるとの安心感が広がり株式相場が上昇する中、相対的に安全資産とされる金は売りが優勢となった。
国内の金相場は軟調に推移した海外相場を映して続落。小売ベースでは1gあたり5,190円(-42円)と、先月16日相場以来およそ2週間ぶりの安値へ軟化しました。
《直近10営業日の金相場価格推移》
02/04 5190円 (-42円) ※最安値
02/03 5232円 (-22円)
02/02 5254円 (+42円)
01/30 5212円 (-68円)
01/29 5280円 (-42円)
01/28 5322円 (+35円)
01/27 5287円 (-36円)
01/26 5323円 (-60円)
01/23 5383円 (+66円) ※最高値
01/22 5317円 (-27円)
10日間の金平均価格相場:5,280円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の3月限は1トロイオンス786.00ドル(-2.00ドル)と、小幅ながら3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の貴金属市場は金・パラジウムが値を下げ、銀・プラチナが上昇するなど売り買いまちまち。パラジウムは序盤、前日上伸した流れを引き継ぎ買いが先行。また、この日発表された独の1月自動車販売数が前年同月比で+2.4%増加した事や、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移した事からも割安感から買われ上げ幅を拡大した。しかしその後は、ギリシャ債務に関する懸念がやや緩和した事を背景に金や、プラチナなど他貴金属が軟調に推移。パラジウムもつられる形で上げ幅を縮小したほか、米製造業受注指数が低水準な内容となった事が相場の重しとなり売りが優勢となった。ただ、依然としてウクライナ情勢の先行き懸念から、買い戻す動きも見られ下げ幅は小幅となった。
国内のパラジウム相場は海外相場が小幅ながらマイナスに転じた事を受けて反落。小売では1gあたり3,315円(-6円)と、小幅に値を下げ反落となりました。
《直近10営業日のパラジウム相場価格推移》
02/04 3315円 (-6円)
02/03 3321円 (+70円)
02/02 3251円 (-32円) ※最安値
01/30 3283円 (-70円)
01/29 3353円 (+54円) ※最高値
01/28 3299円 (0円)
01/27 3299円 (+10円)
01/26 3289円 (-16円)
01/23 3305円 (+43円)
01/22 3262円 (-48円)
01/21 3310円 (+65円)
10日間のパラジウム平均価格相場:3,298円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1261.85ドル、パラジウムは788.40ドル、為替は1$117円90銭前後の値動きで推移しております。