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【金相場】9日のNY金相場は、中東情勢悪化への懸念後退を背景に売られ続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1554.30ドル(-5.90ドル)で、マイナス圏で取引きを終了。トランプ米大統領は8日、イランによる駐留米軍基地への攻撃を受けて演説し、「軍事力を行使したくはない」と報復攻撃に否定的な考えを表明。両国の軍事衝突への懸念が和らいだ。地政学リスクを背景に約7年ぶりの高値を更新するなど短期間で急上昇していた事もあって、目先の利益を確定する売りも出やすかったほか、米中貿易協議進展への期待なども投資家のリスク選好意欲を高め、米国内株が史上最高値を更新する中で、安全資産とされる金は売りが優勢となった。ただ、翌日に米雇用統計の発表を控え様子見ムードも広がったことから、売り一巡後は買い支えもあり下値も限定的となった。
国内の金相場は、NY相場では売りが優るも為替が円安に傾斜した事から下げを戻し横ばい。買取ベースでは1gあたり5,955円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/10 5955円 (±0円)
01/09 5955円 (-106円)
01/08 6061円 (+130円)
01/07 5931円 (+4円)
01/06 5927円 (+137円)
12/27 5790円 (+43円)
12/26 5747円 (-1円)
12/25 5748円 (+51円)
12/24 5697円 (+25円)
12/23 5672円 (+2円)
10日間の金相場平均価格:5,848円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯し横ばいでの値動きに。中心限月の3月限は1トロイオンス2060.40ドル(-1.00ドル)と、小幅ながら値を落とし、7営業日ぶりと年初来では初めてマイナス圏に転じて取引きを終了。終値では40ドル超の上げ幅を記録し史上最高値を更新するなど、急騰した前日相場の流れを引き継ぎ、パラジウムは時間外取引きでは上げ幅を拡大。相場は一時2100ドルを超える、2114ドルの高値まで急伸し一段高となった。ただ、日中取引に入ると相場は次第に利益確定売りに押され上げ幅を縮小。リスク選好意欲の高まりから、外国為替市場ではドル高に振れた事も割高感を与え相場の圧迫要因となった。ただ、米・イラン問題への警戒感が和らぎ、米中貿易協議進展への期待なども意識され、米国株が史上最高値を更新するなど投資家心理が改善した事が下支えとなり、前日終値水準で引けた。
国内のパラジウムは、円安要因からプラス圏で推移し上伸。買取では1gあたり8,091円(+39円)と、6営業日続伸し、6日間の上げ幅は+853円(+10.5%)。連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新するなど、現在価格水準を切り上げる展開となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/10 8091円 (+39円)
01/09 8052円 (+346円)
01/08 7706円 (+11円)
01/07 7695円 (+121円)
01/06 7574円 (+259円)
12/27 7315円 (+77円)
12/26 7238円 (-22円)
12/25 7260円 (+71円)
12/24 7189円 (+83円)
12/23 7106円 (-336円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,523円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1553.10ドル、パラジウムは2069.85ドル、為替は1$109円55銭前後の値動きで推移しております。