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2015年02月02日国内パラジウムは為替が円高に振れた事から2営業日続落↓

先週末30日のNYパラジウム相場は小反発。中心限月の3月限は1トロイオンス772.40ドル(+0.80ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を上げ取引きを終了。この日の貴金属市場は前日に大きく値を下げた反動から総じて上昇。パラジウムは序盤、前日の安値反動から買いが先行し小高く推移。また、ロシア中央銀行がリセッション危機を回避する為予想外の利下げに踏み切った事や、金・プラチナなど他貴金属が上げ幅を拡大した事を眺めてパラジウムも大きく上昇し買いが優勢となった。その後は、米の商務省がこの日発表した2014年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)が前回値・市場予想を共に下回るなど低調な内容となった事から、徐々に上げ幅を縮小。このほか株式相場が軟調に推移した事も相場の重しとなり、一時マイナス圏に沈む場面もあったが週末を前にした持ち高調整や、金・プラチナの上値追いの勢いにつられ引けにかけて再びプラス圏に浮上した。

週間5営業日のパラジウムは値を上げた日が3日(26日・28日・30日)、下げた日が2日(27日・29日)と、28日には13日相場以来およそ2週間ぶりの高値をつけたものの、翌29日には大きく値を下げ調整安となり週間全体では売り買いまちまち。週末終値(30日:772.40ドル)では、前週末終値(23日:774.10ドル)に対して1トロイオンス-1.7ドル(-0.2%)とほぼ横ばいながらマイナスで越週。5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス780.58ドルと、前週平均773.35ドルに対して+7.23ドル(+0.9%)と平均では小幅高。また、月間ベースでは最高値(13日:815.70ドル)、最安値(16日:754.30ドル)、平均(785ドル)となり、平均では前月平均(昨年12月:805ドル)ではおよそ-20ドル(-2.4%)。週間の値動きは以下の通り。


《NYパラジウム相場 先週の値動き(26日~30日)》

01/26   781.85ドル  (+7.75ドル)

01/27   780.75ドル  (-1.10ドル)

01/28   796.30ドル  (+15.55ドル)

01/29   771.60ドル  (-24.70ドル)

01/30   772.40ドル  (+0.80ドル)
※前週末比:1トロイオンス-1.70ドル(-0.2%)

(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス780.58ドル)


国内のパラジウム相場は先週末の海外相場では小幅に反発したものの、為替が円高傾向で推移した事を映して続落。小売では1gあたり3,251円(-32円)と、2営業日値を下げました。


11:00現在のパラジウムは775.80ドル前後の値動きで推移しております。

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