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【金相場】7日のNY金相場は、利益確定の売りが先行したものの、中東情勢をめぐるリスク警戒感などを背景に値を伸ばし10営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1574.30ドル(+5.50ドル)と、前日に続き、中心終値では2013年4月初旬以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。米軍によるイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害を契機としたリスク回避姿勢がやや後退。「有事の買い」が台頭し約7年ぶりの高値を付けた前日の反動や、米・イランの緊張が直ちにエスカレートする兆しがないとの見方を背景に、時間外取引では利益確定の売りが先行した。ただ、売り一巡後はプラス圏に浮上。中東情勢の先行きに根強い警戒感を持つ向きが買い地合いを支え、終盤に一時この日の高値1579.20ドルを付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が当面の政策金利据え置き方針で一致していることも金利を生まない資産である金商品の支援要因となっており、FRBが金融引き締めに転じるまでは押し目を拾う相場が当面続くと指摘する声もあった。
国内の金相場は、引き続き堅調な展開となったNY相場を映して急伸。買取ベースでは1gあたり6,061円(+130円)と、4営業日続伸し、大台の6,000円台に突入。連日で歴代高値を上抜き、史上最高値を再更新するなど価格水準を切り上げる展開が続いております。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/08 6061円 (+130円)
01/07 5931円 (+4円)
01/06 5927円 (+137円)
12/27 5790円 (+43円)
12/26 5747円 (-1円)
12/25 5748円 (+51円)
12/24 5697円 (+25円)
12/23 5672円 (+2円)
12/20 5670円 (±0円)
12/19 5670円 (±0円)
10日間の金相場平均価格:5,791円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、供給逼迫への警戒感や、ドル安、他貴金属の堅調さを受けて急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2014.30ドル(+24.70ドル)と、初の2000ドルを突破し、前日に続いて史上最高値を更新して取引きを終了。急騰していた前日までの流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引より買いが先行し午前中では1998ドルまで上昇した。その後、日中取引に入ると、供給不安から買いが入ったほか、米国・中東情勢の緊迫からドル安に振れた事による割安感、金やプラチナなど他貴金属の上昇、テクニカルな買いも巻き込み、相場は前人未踏となる2000ドルを突破するなど一気に上げ幅を拡大。一時2023ドルまで急伸するなど、記録的な高値となった。その後、米国株の下げを受けて一部で利確売りが出るも、節目の2000ドルを越えた事で下値を支える向きも強く、そのまま最高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、2000ドルを突破するなど一段高となったNY相場を映し上伸。買取では1gあたり7,706円(+11円)と、4営業日続伸し、7,700円台に浮上。前日に付けた歴代最高値を上抜いて、史上最高値を再更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/08 7706円 (+11円)
01/07 7695円 (+121円)
01/06 7574円 (+259円)
12/27 7315円 (+77円)
12/26 7238円 (-22円)
12/25 7260円 (+71円)
12/24 7189円 (+83円)
12/23 7106円 (-336円)
12/20 7442円 (+39円)
12/19 7403円 (-61円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,393円/g
13:30現在の金相場は1トロイオンス1596.20ドル、パラジウムは2030.10ドル、為替は1$108円33銭前後の値動きで推移しております。