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【金相場】週明け6日のNY金相場は、中東情勢の緊迫化を背景とした買いが継続し9営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1568.80ドル(+16.40ドル)と、中心終値では2013年4月上旬以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。イラン情勢緊迫化への警戒感の高まりが引き続き意識されたもようで、安全逃避目的の買いが継続。イランでは米軍による空爆に対して、対抗措置を求める声も高まっており、5日には「軍事施設」への報復を警告し、2015年の核合意で定められたウラン濃縮制限を順守しないと宣言。一方で、トランプ大統領は「大規模な報復」を行うとけん制した。米とイランの緊張の高まりに懸念が広がる中、逃避目的として金を買う動きが旺盛となり、この日は約7年ぶりの高値水準まで上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、一段高となったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり5,931円(+4円)と、小幅ながら3日続伸。前日に記録した歴代高値を上抜き、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/07 5931円 (+4円)
01/06 5927円 (+137円)
12/27 5790円 (+43円)
12/26 5747円 (-1円)
12/25 5748円 (+51円)
12/24 5697円 (+25円)
12/23 5672円 (+2円)
12/20 5670円 (±0円)
12/19 5670円 (±0円)
12/18 5670円 (-1円)
10日間の金相場平均価格:5,752円/g
【パラジウム相場】週明け6日のNYパラジウム相場は、7年ぶりの高値を更新した金の堅調さや、株安一服を受けて買い地合いが継続し4営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1989.60ドル(+33.90ドル)と、2019年12月16日に付けた歴代高値(1963.60ドル)を大幅に上抜き、史上最高値を記録して取引きを終了。供給逼迫への先行き不安や、ドル安を背景に前3営業日では連日2桁高で引けるなど一段高となった流れから、週明けのこの日も堅調地合いを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、金相場がリスクオフから買われ約7年ぶりの高値水準まで急騰した事に連れて、パラジウムも上げ幅を拡大。テクニカルな買いや、ドル安要因、米国株の下げ一服が追い風となり、相場は一時2000ドル目前の1998.70ドルまで急騰した。その後、一部で利確売りが出た事や、ドル安一服を受けて上値を抑えられるも、引き続き堅調地合いを維持し、一代高値を更新して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一代高値を記録したNY相場を映し急伸。買取では1gあたり7,695円(+121円)と、3日続伸し7,700円圏内に浮上。歴代最高値を記録した2019年12月17日相場(7,612円)を上抜き、史上最高値を更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/07 7695円 (+121円)
01/06 7574円 (+259円)
12/27 7315円 (+77円)
12/26 7238円 (-22円)
12/25 7260円 (+71円)
12/24 7189円 (+83円)
12/23 7106円 (-336円)
12/20 7442円 (+39円)
12/19 7403円 (-61円)
12/18 7464円 (-148円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,369円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1563.45ドル、パラジウムは1998.10ドル、為替は1$108円48銭前後の値動きで推移しております。