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【金相場】週末29日のNY金相場は、米中貿易協議の進展に不透明感が広がる中、対ユーロでのドル安を背景に買われ上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1472.70ドル(+11.90ドル)と、20日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。トランプ米大統領は27日、香港の自治と人権擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」に署名、同法は成立した。これを受けて、中国外務省は「断固反対する」と表明し、米中貿易協議の進展に悪影響を及ぼすのではないかとの見方が広がり、投資家らのリスク回避姿勢が再燃。株安が進む中、相対的に安全資産とされる金には買いが入った。また、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行した事も金商品の割安感につながり、上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、週末のNY相場高を映して上伸。買取ベースでは1gあたり5,623円(+25円)と、直近高値を抜いて、11月8日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/02 5623円 (+25円)
11/29 5598円 (+4円)
11/28 5594円 (-3円)
11/27 5597円 (+28円)
11/26 5569円 (-8円)
11/25 5577円 (-3円)
11/22 5580円 (-26円)
11/21 5606円 +1円)
11/20 5605円 (-5円)
11/19 5610円 (+4円)
10日間の金相場平均価格:5,596円/g
【パラジウム相場】週末29日のNYパラジウム相場は、連日で歴代高値を上抜いて一段高に。中心限月の3月限は1トロイオンス1810.10ドル(+4.20ドル)と、この日も史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、歴代高値を更新して引けた前日相場の強地合いを引き継ぎ、序盤より買いが先行した。一方、午後に入ると利益確定を目的とした売りに押されたほか、米中貿易への先行き不透明から株価が下げると、パラジウムも一旦売りに転じ上げ幅を縮小した。ただ、金や他貴金属が堅調に推移した事や、ドル安の進行が支えとなり、売り一巡後は買い戻しが入り、結局プラス圏で引けた。
国内のパラジウム相場は、週末のNY市場では買いが優り一代高値を更新するも、国内ではマイナス圏に転じ上値追いが一服。買取では1gあたり7,046円(-11円)と、6営業日ぶりに値を下げ、高値記録更新が一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/02 7046円 (-11円)
11/29 7057円 (+66円)
11/28 6891円 (+94円)
11/27 6897円 (+44円)
11/26 6853円 (+99円)
11/25 6754円 (+66円)
11/22 6688円 (-17円)
11/21 6705円 (+28円)
11/20 6677円 (+82円)
11/19 6595円 (+50円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,826円/g
14:45現在の金相場は1トロイオンス1469.15ドル、パラジウムは1817.60ドル、為替は1$109円63銭前後の値動きで推移しております。