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【金相場】20日のNY金相場は、米FOMC議事要旨の発表控え様子見が広がり横ばい推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1474.20ドル(-0.10ドル)と、小幅安で取引きを終了。米上院は19日、香港の自治と人権の擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」を満場一致で可決。今後、下院と内容をすり合わせた上で大統領が署名すれば、同法案が成立する見通しとなった。これに対し、中国政府は同法案が成立した場合、「断固反撃する」と報復を予告。外交面での対立が、難航する米中貿易協議の「第1段階の合意」文書署名に向けた調整にも影響する可能性があるとの懸念が浮上し、金相場は早朝にかけて堅調に推移していた。その後、米商務省が中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)への一部製品供給を認める許可証の発行を開始したとの報などがきっかけとなった事から売り優勢に反転。しかし、午後に入ると、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を前に買い戻しが入り、横ばい圏に切り返す展開となった。
国内の金相場は、横ばいながら小幅高となり上昇。買取ベースでは1gあたり5,606円(+1円)と、小反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/21 5606円 +1円)
11/20 5605円 (-5円)
11/19 5610円 (+4円)
11/18 5606円 (+9円)
11/15 5597円 (+1円)
11/14 5596円 (+10円)
11/13 5686円 (+2円)
11/12 5584円 (-19円)
11/11 5603円 (-23円)
11/08 5626円 (-64円)
10日間の金相場平均価格:5,602円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、押し目買いやドル安を背景に買いが優り3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1741.80ドル(+4.40ドル)と、前日相場同様に7日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウム、大幅高となった前日相場の反動から、時間外取引では利確売りに押され軟調となった。その後日中取引きに入ると、徐々に買い戻しが旺盛に。押し目買いやドル安要因、米中協議への前向きな報道が出た事で、相場は上昇基調に反転しプラス圏に浮上した。ただ、引け後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月29-30日開催分)の内容を見極めたいとした動きから、上昇一服後は様子見ムードとなった。
国内のパラジウムは、引き続き買い優勢となったNY相場を映して3日上伸。買取では1gあたり6,705円(+28円)と、11日相場(約1週間半)ぶりの高値となり、同日ぶりに6,700円台に再浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/21 6705円 (+28円)
11/20 6677円 (+82円)
11/19 6595円 (+50円)
11/18 6545円 (-77円)
11/15 6622円 (+88円)
11/14 6534円 (+16円)
11/13 6518円 (+39円)
11/12 6479円 (-259円)
11/11 6738円 (-176円)
11/08 6914円 (+66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,633円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1446.80ドル、パラジウムは1736.90ドル、為替は1$108円45銭前後の値動きで推移しております。