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【金相場】11日のNY金相場は、世界経済の成長リスクへの懸念が続く中、主要中央銀行による金融緩和期待を背景に買われ上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1503.20ドル(+4.00ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。外国為替市場ではドル高の進行を意識して、序盤の金相場は上値の重い展開となった。ただ、トランプ米大統領のツイッターへの投稿で、米金融当局(連邦準備制度理事会/FRB)に対して政策金利を0%以下に引き下げるべきとの意見を述べたことや、欧州中央銀行(ECB)による大規模な金融緩和への思惑は消えていないことから、金商品は買い戻されプラス圏に反転した。
国内の金相場は、買い戻されたNY相場や円安の進行をうけて上昇。小売ベースでは1gあたり5,643円(+35円)と、5営業日ぶりに反発しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
09/12 5643円 (+35円)
09/11 5608円 (-14円)
09/10 5622円 (-14円)
09/09 5636円 (-41円)
09/06 5677円 (-74円)
09/05 5751円 (+35円)
09/04 5716円 (+57円)
09/03 5659円 (±0円)
09/02 5659円 (+4円)
08/30 5655円 (-27円)
10日間の金相場平均価格:5,663円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、ドル高に上値を重くするも、堅調地合いが継続し続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1556.80ドル(+2.70ドル)と、小幅ながら上昇して取引きを終了。この日のパラジウムは、リスク選好意欲の高まりや、テクニカル要因から買いが先行し上昇。時間外取引では一時1584ドル超まで値を伸ばし、7月11日(約2ヵ月)ぶりの高値水準まで急伸するなど一段高となった。その後、通常取引きに入ると、ドル高や利益確定を目的とした売りに押され売り戻しに反転。ただ、各国の主要中央銀行による金融緩和期待を背景に、リスク選好意欲が高まった事で、パラジウムも買い支えられ、この日もプラス圏で引けた。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場高や円安の進行を受けて急伸。小売では1gあたり6,015円(+97円)と大幅高となり、6,000円台に浮上。7月11日(約2ヵ月)ぶりの高値を更新し一段高となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/12 6,015円 (+97円)
09/11 5,918円 (+76円)
09/10 5,842円 (+37円)
09/09 5,805円 (-86円)
09/06 5,891円 (+38円)
09/05 5,853円 (+75円)
09/04 5,778円 (+17円)
09/03 5,761円 (+5円)
09/02 5,756円 (+205円)
08/30 5,551円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,817円/g
12:50現在の金相場は1トロイオンス1498.90ドル、パラジウムは1579.55ドル、為替は1$108円06銭前後の値動きで推移しております。