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【金相場】10日のNY金相場は、利確売りの継続から売り優勢地合いが継続し軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1499.20ドル(-11.90ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。アジア、欧州株、ドルが総じて堅調に推移した事から、時間外取引きより利確売り先行ムードとなった。また、米中貿易協議が進展するとの期待が強まり、リスク回避目的で積み増してきた金の買い持ち高を解消する動きも出やすかった事で、相場の圧迫材料となった。市場では12日開催される欧州中央銀行(ECB)の定例理事会待ちだが、利下げが決定されるとの見方が広がっているほか、来週の米連邦準備制度理事会(FRB)も、利下げに踏み切ると予想されている。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり5,608円(-14円)と、前日と同額を値下げ4営業日続落しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
09/11 5608円 (-14円)
09/10 5622円 (-14円)
09/09 5636円 (-41円)
09/06 5677円 (-74円)
09/05 5751円 (+35円)
09/04 5716円 (+57円)
09/03 5659円 (±0円)
09/02 5659円 (+4円)
08/30 5655円 (-27円)
08/29 5682円 (±0円)
10日間の金相場平均価格:5,667円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、値ごろ感やリスク選好意欲の高まりを受けて買い戻しに反転。中心限月の12月限は1トロイオンス1554.10ドル(+17.30ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。通商・貿易を巡る米中対立の段階的な解消への期待は持続しており、この日はアジアや欧米株をはじめ株式市場が堅調に推移するなど、リスク選好意欲の高まりを受けてパラジウムも買いが入り上昇した。また、前日までの下落に対する安値反動や、押し目買いも入り、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い戻されたNY相場を映して上伸。小売では1gあたり5,918円(+76円)と、直近高値を上抜いて、7月30日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/11 5,918円 (+76円)
09/10 5,842円 (+37円)
09/09 5,805円 (-86円)
09/06 5,891円 (+38円)
09/05 5,853円 (+75円)
09/04 5,778円 (+17円)
09/03 5,761円 (+5円)
09/02 5,756円 (+205円)
08/30 5,551円 (+27円)
08/29 5,524円 (-16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,768円/g
13:45現在の金相場は1トロイオンス1495.15ドル、パラジウムは1559.60ドル、為替は1$107円74銭前後の値動きで推移しております。