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【金相場】週末6日のNY金相場は、利益確定売りや、株式などリスク商品の選好意欲の高まりを背景に売りが出て続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1515.50ドル(-10.00ドル)で取引きを終了。中心限月として約6年4ヵ月ぶりの高値圏にあり、週末を前に利益確定や持ち高調整の売りも出やすかったことから、序盤より売りが先行した。その後、発表された8月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を下回る伸び、平均時給の伸びは市場予想を下回るなど、冴えない結果となった事を受けて売りは一服。ただ、9月の大幅利下げ観測はやや後退したほか、株式相場の上昇や、ドルが買い戻されると、金は相場を圧迫され、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、利確売りに押された週末のNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり5,551円(-41円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/09 5636円 (-41円)
09/06 5677円 (-74円)
09/05 5751円 (+35円)
09/04 5716円 (+57円)
09/03 5659円 (±0円)
09/02 5659円 (+4円)
08/30 5655円 (-27円)
08/29 5682円 (±0円)
08/28 5682円 (+45円)
08/27 5637円 (-18円)
10日間の金相場平均価格:5,675円/g
【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、ドル高に押されるも、リスク選好意欲の高まりを背景に買い地合いが継続し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1561.10ドル(+9.00ドル)と、中心終値では7月15日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値で取り引きを終了。中国商務省は5日、米中が10月上旬にワシントンで閣僚級の貿易協議を行うと発表。これを受けて、米中貿易協議の進展期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が高まり株高が進む中、パラジウムも買いが優勢となった。また、この日発表された8月のADP全米雇用リポートや、8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が良好な結果となった事で、同国景気の後退観測が緩和した事も買い材料となり、相場は一時1564ドルまで上昇する場面もあった。途中、ドル高に圧迫されるも、引き続き堅調な株式相場が好感され、この日は約1ヵ月半ぶりの高値で取り引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押された週末のNY相場を映して7営業日ぶりに反落。小売では1gあたり5,805円(-86円)と、前営業日までの連騰がストップし、上値追い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/09 5,805円 (-86円)
09/06 5,891円 (+38円)
09/05 5,853円 (+75円)
09/04 5,778円 (+17円)
09/03 5,761円 (+5円)
09/02 5,756円 (+205円)
08/30 5,551円 (+27円)
08/29 5,524円 (-16円)
08/28 5,540円 (+11円)
08/27 5,529円 (+75円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,699円/g
15:45現在の金相場は1トロイオンス1512.80ドル、パラジウムは1538.65ドル、為替は1$106円92銭前後の値動きで推移しております。