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【金相場】4日のNY金相場は、利益確定売りが先行するも、買い戻しが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1560.40ドル(+4.50ドル)と、前日に続いて中心終値では2013年4月11日相場以来およそ6年5ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。米中両国が互いに輸入品に対する制裁・報復関税を拡大したことを背景に、前日は安全資産としての金需要が旺盛となり急騰。約6年5ヵ月ぶり(2013年4月11日相場来)の高値を更新して引けた。この反動でこの日は未明から早朝にかけて利益確定の売りが先行。米長期金利がいったん上昇に転じたことも金利を生まない資産である金商品の重しとなった。 ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が17-18両日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定するとの期待が相場を支えたほか、米中貿易協議の再開をめぐり先行き不透明感が広がっていることも金の買いを促し、安値拾いが入ったタイミングでプラス圏に浮上し、結局この日も高値を更新して引けた。
国内の金相場は、高値継続となったNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,751円(+35円)と、連日で上げ幅を拡大し一代高値を更新。前日に記録した歴代高値を抜いて、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
09/05 5751円 (+35円)
09/04 5716円 (+57円)
09/03 5659円 (±0円)
09/02 5659円 (+4円)
08/30 5655円 (-27円)
08/29 5682円 (±0円)
08/28 5682円 (+45円)
08/27 5637円 (-18円)
08/26 5655円 (+100円)
08/23 5555円 (-32円)
10日間の金相場平均価格:5,665円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、ドル安・株高を背景に買いが旺盛となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1552.10ドル(+16.90ドル)と、中心終値では7月29日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の外国為替市場では、ドルが対円やユーロで下落したことで、ドル建てのパラジウムは割安感が意識され序盤より買いが先行した。また、グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米国にもマイナス金利が及ぶのは時間の問題」との見方を示したことから、次回以降のFOMCで追加利下げを決定するとの見方が台頭。米国株式が反発する中、パラジウムも買いが進み上げ幅を拡大した。このほか、金が前日に続いて約6年5ヵ月ぶりの高値で推移したことや、プラチナが急騰し2018年3月中旬以来(約1年6ヵ月ぶり)の高値水準まで価格水準を切り上げたことも相場の押し上げ要因となり、パラジウムも買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、大幅高となったNY相場を映して5営業日続伸し一段高に。小売では1gあたり5,853円(+75円)と、7月30日相場(約5週間)ぶりの高値となり、価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/05 5,853円 (+75円)
09/04 5,778円 (+17円)
09/03 5,761円 (+5円)
09/02 5,756円 (+205円)
08/30 5,551円 (+27円)
08/29 5,524円 (-16円)
08/28 5,540円 (+11円)
08/27 5,529円 (+75円)
08/26 5,454円 (-140円)
08/23 5,594円 (+54円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,634円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1546.55ドル、パラジウムは1556.20ドル、為替は1$106円66銭前後の値動きで推移しております。