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2019年08月30日国内金相場は最高値から後退し3営業日ぶりに反落↓一方、パラジウムは反発し堅調な展開に↑

【金相場】29日のNY金相場は、米中貿易協議の楽観ムードを受け売り押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1536.90ドル(-12.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。中国商務省の高峰報道官は29日の記者会見で、9月上旬に予定されいる米中の閣僚級貿易協議について、調整を続けていることを明らかにした。中国が米国との対立解消に向け前向きな姿勢を示したと受け止められ、協議進展への期待が浮上。投資家のリスク選好意欲が改善する中で米株価が大幅続伸し、安全資産とされる金商品は売り押される展開となった。また、金相場は約6年4カ月ぶりの高値水準で推移している事から利益確定の売りも出やすかったほか、ドル高・ユーロ安に伴う割高感も売り材料につながり、この日は売り優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、リスクオン地合いとなったNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり5,655円(-27円)と、3営業日ぶりに値を下げ、過去最高値から一服となりました。

《10日間の金相場価格推移(小売)》

08/30  5655円 (-27円)

08/29  5682円 (±0円)

08/28  5682円 (+45円)

08/27  5637円 (-18円)

08/26  5655円 (+100円)

08/23  5555円 (-32円)

08/22  5587円 (-3円)

08/21  5590円 (+26円)

08/20  5564円 (-31円)

08/19  5595円 (+41円)

10日間の金相場平均価格:5,620円/g


【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、米中対立激化への懸念緩和から、リスク意欲の高まりを背景に買いが優り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1471.50ドル(+9.00ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。中国が対米貿易協議に期待を表明したことや、この日発表された4-6月期国内総生産(GDP)改定値で個人消費の伸びは上方修正されたことから、景気後退入りへの警戒感が低下。株式相場が大幅続伸するなど、投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムにも買いが入り堅調となった。また、プラチナが大幅高となった前日相場に続いて、この日も堅調となった事が好感され、相場は一時1485ドル超まで上げ幅を拡大する場面もあった。その後、外国為替市場ではドル高・ユーロ安に振れた事から、やや上げ幅を縮小するも、そのまま買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映して上昇。小売では1gあたり5,551円(+27円)と、プラス圏に転じ反発しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

08/30  5,551円 (+27円)

08/29  5,524円 (-16円)

08/28  5,540円 (+11円)

08/27  5,529円 (+75円)

08/26  5,454円 (-140円)

08/23  5,594円 (+54円)

08/22  5,540円 (-49円)

08/21  5,589円 (+17円)

08/20  5,572円 (+102円)

08/19  5,470円 (+130円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,536円/g


12:10現在の金相場は1トロイオンス1529.70ドル、パラジウムは1480.10ドル、為替は1$106円48銭前後の値動きで推移しております。

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