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【金相場】21日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えて、利益確定の売りが先行したものの、値頃感から買い戻され横ばい推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1515.70ドル(±0ドル)と、値動きなしの前日比変わらずで取引きを終了。FOMC議事要旨(7月30、31日開催分)の公表を午後に控えて、市場では早朝からひとまず利益を確保する動きが活発化。米連邦準備制度理事会(FRB)が10年7カ月ぶりに利下げを決定した前回会合の議論内容を見極めたいとの思惑が台頭していた。ただ、売り一巡後は安値拾いやポジション調整の買いが入り、下げ幅を縮小。FRBによる追加利下げ観測が金利を生まない資産である金商品を引き続き支援しているほか、世界景気の先行き懸念もなお下支え要因となり、結局前日終値まで戻して取引きを終えた。金相場は8月に入って、清算値ベースで5.42%(+77.90ドル)上昇し、2013年4月相場以来およそ6年4ヶ月ぶりの高値で推移するなど、価格水準を切り上げている。
引け後に公表された議事要旨では、委員会が7月の利下げを長期的な利下げサイクルの一環だとは捉えていなかったことが示唆され、金相場は時間外取引ではやや売りが優勢となった。
国内の金相場は、値動きが無かったNY相場を受けて横ばい圏での推移に。小売ベースでは1gあたり5,587円(-3円)と、小幅安に転じました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
08/22 5587円 (-3円)
08/21 5590円 (+26円)
08/20 5564円 (-31円)
08/19 5595円 (+41円)
08/09 5554円 (-18円)
08/08 5487円 (+87円)
08/07 5486円 (+49円)
08/06 5437円 (+74円)
08/05 5364円 (-40円)
08/02 5404円 (+38円)
10日間の金相場平均価格:5,435円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、このところの連騰を受けた利確売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1465.50ドル(-24.20ドル)と、5営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。前日まで4日続伸し、20日終値では7月31日相場以来およそ3週間ぶりの高値を付けていた事から、この日は序盤より利益確定を目的とした売りが出て軟調となった。一方、この日もリスクオンの流れから株価が堅調となった事で売りも一服するも、ドル買いの流れやFOMC議事要旨の発表を午後に控えて手仕舞う動きとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を受けて反落。小売では1gあたり5,540円(-49円)と、5営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/22 5,540円 (-49円)
08/21 5,589円 (+17円)
08/20 5,572円 (+102円)
08/19 5,470円 (+130円)
08/09 5,340円 (+5円)
08/08 5,335円 (-65円)
08/07 5,400円 (+81円)
08/06 5,319円 (+27円)
08/05 5,292円 (-199円)
08/02 5,491円 (-335円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,435円/g
13:10現在の金相場は1トロイオンス1503.90ドル、パラジウムは1463.85ドル、為替は1$106円48銭前後の値動きで推移しております。