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【金相場】7日のNY金相場は、米中貿易戦争の悪化や世界的な経済成長の鈍化、世界各国の中銀による金融緩和政策を背景に、逃避需要として買いが継続し急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス1519.60ドル(+35.40ドル)と、大台の1500ドルを突破し、2013年4月以来ほぼ6年4カ月ぶりの高値で取引きを終了。投資家がリスク回避姿勢を強める中、安全資産とされる金を買う動きが継続した。米中貿易戦争や世界経済の先行きなどへの不透明感から、この日の米株価は一時大幅安となり、長期金利も低下するなど金融市場は再び動揺。外国為替市場でドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される金に割安感が生じたことも買いを後押しする結果となった。金融緩和の動きが世界中で広がる中、トランプ米大統領はツイッターへの投稿で米連邦準備制度理事会(FRB)にドル安につながる利下げを改めて迫ったことも材料視され、価格水準を切り上げて取引きを終えた。
国内の金相場は、価格水準を切り上げたNY相場を映して急騰。小売ベースでは1gあたり5,572円(+86円)と、3日続伸。連日で歴代高値を抜いて、史上最高値を再更新する展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/08 5487円 (+87円)
08/07 5486円 (+49円)
08/06 5437円 (+74円)
08/05 5364円 (-40円)
08/02 5404円 (+38円)
08/01 5366円 (-57円)
07/31 5423円 (+3円)
07/30 5420円 (+33円)
07/29 5387円 (+10円)
07/26 5377円 (-6円)
10日間の金相場平均価格:5,424円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、投資家のリスク回避思考が強まる中、前日までの上昇が一服し3営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1410.30ドル(-26.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。米中貿易戦争の悪化や、世界的な経済成長の鈍化、軟調な株式市場を背景に、この日のパラジウムは序盤より売りが先行し軟調に推移した。また、前日までの上昇を受けた利益確定売りも出やすく、相場の圧迫材料となった。途中、ドル安や金の大幅高を受けて持ち直す場面も見られたが、米国株の下げ幅拡大に連れて結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映してマイナス圏へ。小売では1gあたり5,335円(-65円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/08 5,335円 (-65円)
08/07 5,400円 (+81円)
08/06 5,319円 (+27円)
08/05 5,292円 (-199円)
08/02 5,491円 (-335円)
08/01 5,826円 (+5円)
07/31 5,821円 (-135円)
07/30 5,956円 (+108円)
07/29 5,848円 (-5円)
07/26 5,853円 (-16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,614円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1498.75ドル、パラジウムは1417.90ドル、為替は1$106円20銭前後の値動きで推移しております。